今時の若い娘さん達、結構な割合で専業主婦に憧れるとのこと。
専業主婦は楽そうに見えますかねぇ?
どうなんでしょうねぇ、人それぞれ家族それぞれ、夫婦夫々の事情が絡み合って生み出す結論でしょう。
イクメンの次はパタニティブルーなんて言葉が出てきたりして、優しい今時男子は完璧を要求されて可哀想❓
仕事はしっかりしてね!家事や育児にも協力してね!
私も昔はそう思ってました。
でも、無理。
我が家は完全分業夫婦で私は専業主婦。
昭和生まれの明治男で究極の無口という夫との暮らしはなかなかヒリヒリスリリングでございます。
完全分業制度‼️これは厳しいです。
まったく家事をしない夫を想像できる人がいるかしら?まったく育児に協力しない夫を想像できるかしら?
だから、私は丈夫でないけど殆ど寝込まないで30年以上超低空飛行で生きてきました。
39度の熱を出しても寝込んでいられないのだもの。
もっとも、娘が生まれた頃は私がオムツを干さずにダウンしていたら、数回だけど夜中に干しておいてくれたことがあり、この数回に感激して感謝して私はまた頑張ったのです。
夫は滅多にやらないことをたまにやって私を喜ばせて騙眩かす?のがお上手。
その後はとにかく仕事が忙しくて、夫は家の中のことはやりません。
バブル弾けるし、妻は働かないし、2人の子供はいるし、夫は一生懸命外で働いてきました。
黙って働くしかないですものね。
社会の厳しさを知らない妻にどのこの教えても仕方ないと思ったのだかどうだか、外の事は一切家に持ち帰らず、来る日も来る日も出勤して33年。
夫は風邪以外一度も病気をせずに33年、おかげで私は家の中の事だけ責任を持っていれば良かったのですから、
家事や育児に協力してくれないなんて文句を言える立場ではないようです。
そんな風に思うようになったのは下の子供が高校生になる頃からの話で、それまではブツブツ夫に文句を言っておりました。夫の立派なところは、一切愚痴に付き合わないこと。
沈黙を守るのは大変だと思うのです。
反面、妻の話をろくすっぽ聴かないというのはいけないのですが、夫に器用なコミュニケーション力を求めるのは無理というもの、昭和生まれの明治男ですもの、と、いつしか諦観の境地に達しました。
あらゆる面でバランスのとれている人なんて居ないですもの。
そんな暮らしの中で
ギックリ腰を拗らせている私。
昨日は久しぶりに夫にアッシー君させて買い物に行き、荷物も持って貰いました。
何年振りのことかしら。
今日は古紙回収の日だったので、昨夜私がダンボールと雑誌、新聞を束ねて、夫に朝出してもらう予定でしたが、残念ながら2人して寝坊して間に合いませんでした。昨夜の私の苦労を思うとウぅっと泣きたくなりますが、10数えて堪えました。
更に今日は公民館で
「勿体無い市」
が、あったので、これは、衣類を袋に詰めておいたのを車で運んでもらいました。
私には軽いものを、自分は重い袋を持つ夫、こういう場面が本当に久し振りなもので、私はこんなことでありがたく感謝できるのですわ。
腰が痛いよう痛いようと言ってもやはり家事一切は私がします。
夫は車を磨いて、沙羅の木の皮を剥いてタバコを吸っています。
夫専用のソファを横取りして私の腰痛仕様にしました。
娘が骨折した時に購入したクッションを重ねたりすると、食卓の高さにも対応できます。
クルクル回るので助かるのです。
すかさず猫が乗ります
お気に入りのソファを横取りされても夫は何も文句を言いません。
積極的に助けることをしないけれど、了解するようです。
私は、専業主婦というお仕事をしています。
1日働いて☆☆千円‼️
じゃありませんがね。
専業主婦の妻を養うには夫も相当の覚悟が要ります。
夢やロマンでは養えないです。
妻は妻で、養われているどころか飼われているなんて卑屈な気持ちになりそうです。
そんな卑屈な気持ちにならぬように、お仕事をしていると考えるようになったら夫に対しては愚痴が減りました。また、余程でないと助けは無いものだと私も覚悟します。
姑のことは別問題なので愚痴は出ますが夫には言いません。
適材適所で働いているのだと漸く思える今日この頃です。
優しくて、気が利いて、仕事もできて健康で、タフで器用で家事も育児も協力的‼️
そんな完璧を求めたら、私もそういう女性にならなくちゃ💦無理無理絶対無理‼️
夫は仕事が趣味か?というくらい仕事が好きで、家事と育児が苦手。
私は不器用で全て苦手だけれど、まあ、育児と家事は外で働くより向いている気がします。
お互い自分にできないことを補い合えるという意味で、我が家の完全分業制は理に適っているということです。
以上、支離滅裂ですが、専業主婦だって大変だし頑張ってるんだと言いたくて書きなぐりました。
どこで何をしようと、生きるのって大変、
無い物ねだりから解放されたらちょっぴり生きやすくなるということかと思います。