はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

もぐりのレストラン

2012年12月22日 | 飲み屋
数年前に潰れましたが、銀座通りから栄通りに入ってすぐの2階に、”すーぶる”というバーがありました。
私より1歳年下のママが一人で経営していたのですが、いかにも、”場末のバー”という雰囲気が気に入って、私は週一以上のペースで通っていました。
ママは、元々鶴屋デパートのアパレル関係に長く勤務し、辞めてすぐに店をオープンしたので、鶴屋の売り子さん達が常連客として数名存在し、
その娘達の存在が男性客を引き寄せるという風変わりな店でした。

ママは、”すーぶる”を閉めてからも私のクリニックを受診するし、売り子さん達とも連絡を取り合っていました。
そこで昨夜は久々にみんなで集まっての飲み会が開かれました。
場所は九品寺のあるビルの、”もぐりのレストラン”とのことでしたが、行ってみると普通のマンションの403号室でした。
中に入ると60がらみで作務衣を着たご主人が出迎えてくれました。
以前にどこかでお会いしたことがあると思いましたが、しばらくして気づきました。
昔、街中で飲み屋を経営されていた有名な方だったのです。
どうして有名なのかといえば、料理の腕前も良く固定客も付いているのですが、遊び好きでパチンコ好きですので、何度店を出しても結局潰れてしまうからです。
この夜はフレンチのフルコースでした。
初めて口にする料理も多く、メインディッシュのテールの赤ワイン煮とステーキも絶品でした。

常連だった売り子さん達ですが、それぞれがみなキャラが立っていて、一筋縄ではいかないような連中でした。
したがって結婚率は異常に低く、昨夜の出席者の中では、4歳の娘を連れてきた女性が(籍は入れて無いそうですが)出世頭でした。
昔は20代であった彼女達も今では、”アラフォー”です。
昔から”オヤジ”格であった私に、彼女達が追いついて来ているように思えました。