昨日は、最近話題になっている、"セッション " を電気館で観てきました。
アンドリューは19歳でJAZZの専門学校としてはNY最高峰のシャッファー音楽学校に通うドラマーです。
ある日、ひょんなことからフレッチャーの目にとまり、彼のバンドに拾われます。
フレッチャーは学校No.1のバンドマスターでした。
しかし、彼の教え方は、怒りと罵りとサディズムにあふれており、生徒たちは全員が彼の恐怖に慄きながら耐えていました。
アンドリューは控えのドラマーでしたが、努力と偶然も重なって主席ドラマーの地位につきます。
コンクールの晴れ舞台に臨んだアンドリューでしたが、遅刻しそうになって交通事故を引き起こし、血だらけでドラムを叩きますが、失敗に終わります。
演奏直後にフレッチャーに、お前は完全に終わったと罵られたアンドリューは、彼に殴りかかり、学校を退学になります。
失意のうちに故郷に戻っていたアンドリューでしたが、そこのJAZZクラブでフレッチャーがピアノを演奏していることを知ります。
フレッチャーは音楽学校を馘首になっていたのです。
実は、フレッチャーの生徒で鬱になり自殺した生徒が出たのですが、
その生徒の弁護士が、アンドリューから匿名を条件に、サディスティックな指導の実態を聞き出し、学校に報告したからなのです。
クラブでの演奏中に、フレッチャーは客の中にアンドリューを見つけます。
フレッチャーは2週間後にカーネギーホールで開かれる新人JAZZ MEN のコンサートにアンドリューを誘います。
現在のドラマーのレベルが低いことと、曲目が、以前にアンドリューが必死に練習した、WIPLASHとCARAVANだったからです。
新人にとってはスカウトされるチャンスもある、願ってもない晴れ舞台です。
アンドリューは参加を決心します。
以下、演奏会に突入するのですが、ネタバレにするのがもったいないのでアップしません。
私が、もともとJAZZが好きということもあって、面白く感動できました。
お薦めです。
さて、最近話題になっていると紹介したのは、菊地成孔という52歳のJAZZ演奏者 ( サックス ) がそのホームページで
16000字もの長文で、この映画をさんざんにけなしたからです。
私もそれを読もうと努力してみたのですが、あまりにも稚拙な文章に辟易として、すぐにギブアップしてしまいました。
まあ、プロの耳には演奏が2流の物に聴こえるのでしょうが、これは映画なのです。
上から目線で、" 演奏はイマイチだよね " などと威張るのはいかがなものでしょうか?