はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

ブドウ糖の垂れ流し?

2013年07月24日 | 勉強会
昨夜はA社の勉強会に行きました。
テーマは糖尿病治療薬についてでした。
講演の最後に、今後、発売されるであろう糖尿病新薬が紹介されました。
その中で私が気になったのはSGLT2阻害薬です。
これは腎臓の尿細管でのブドウ糖の再吸収を阻害する薬らしいのです。
摂取したブドウ糖を体内に取り込まずに、尿として排泄させようとする、いわばブドウ糖の垂れ流しを目指す薬です。
そこまでしてブドウ糖を摂取する必要があるのでしょうか?

昔、フランスの貴族達の間では、御馳走を食べると、すぐに吐きに行くという風習があったそうです。
新たに御馳走を食べるためという、オバカな風習でした。

SGLT2がオバカな新薬のように思えてなりません。

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1 コメント

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無駄こそ最高の贅沢です。 (T君です)
2013-07-26 00:57:44
 私は以前、8年間ぐらい、ジムで筋トレに励んだ時期がありました。そこに居合わせて水泳やランニングをしている、明らかに痩せたい意識満々の方々を見て、同じ感想をもったことがあります。「お金を出してエネルギーを摂取し、お金を出して消費する」愚かな浪費行為だなぁと。しかし結果は食べずに何もしない人と同じですが、豊かな人生のような気がします。
 翌日には忘れている酒場での会話や、またヒトの人生(生まれて、生きて、死ぬ)でさえ同じです。無駄な行為こそ、生きている意義かもしれません。
 さて、糖尿病治療においてインスリンが血液中の余分なブドウ糖を筋肉、脂肪に押し込んで体重増加を招くことを考えると、SGLT2阻害薬はインスリンより、お利口と思います。特に女性の糖尿病の方に人気が出そうですね。
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