俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

金木犀

2008年10月08日 | 俳句

『気が付けば 学び舎沿いに 金木犀』
(きがつけば まなびやぞいに きんもくせい)

『見るからに ここかしこにも 金木犀』
(みるからに ここかしこにも きんもくせい)

『わっと出た 金木犀が わっと出た』
(わっとでた きんもくせいが わっとでた)

『往きに咲き 帰り散りたる 金木犀』
(ゆきにさき かえりちりたる きんもくせい)

『木犀に 煙草吹き掛く 野暮な女』
(もくせいに たばこふきかく やぼなひと)
                木犀=金木犀

『曼珠沙華 火炎地獄の 道標』
(まんじゅしゃげ かえんじごくの みちしるべ)

『雁来紅 大振りの葉の 黄と赤と』
(がんらいこう おおぶりのはの きとあかと)
                雁来紅=葉鶏頭

『生駒山 二山越えて 霧湧けり』
(いこまやま ふたやまこえて きりわけり)

『野の草の 煌めく一葉 寒露あり』
(ののくさの きらめくひとは かんろあり)

『加齢臭 老人高齢 死語の秋』
(かれいしゅう ろうじんこうれい しごのあき)

『稲雀 メタボなりしや 腹膨れ』
(いなすずめ めたぼなりしや はらふくれ)

『桃の香の コーヒーお呼ばれ 秋の昼』
(もものかの こーひーおよばれ あきのひる)

『鈴虫に 寝不足託つ 君と僕』
(すずむしに ねぶそくかこつ きみとぼく)

『さやさやと 秋風吹いて ひとりぼち』
(さやさやと あきかぜふいて ひとりぼち)

『豊の秋 学食の量 半分に』
(とよのあき がくしょくのりょう はんぶんに)

コメント
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