『知らぬ間に 二夜も過ぎて 十三夜』
(しらぬまに ふたやもすぎて じゅうさんや)
『坂の上 はるかに白き 十三夜』
(さかのうえ はるかにしろき じゅうさんや)
『この世には 何は無くとも 後の月』
(このよには なにはなくとも のちのつき)
『十五より 欠けたるが良し 十三夜』
(じゅうごより かけたるがよし じゅうさんや)
『後の月 明日香の月よ 名月よ』
(のちのつき あすかのつきよ めいげつよ)
『秋日和 カーテン越しの 陽の強さ』
(あきびより かーてんごしの ひのつよさ)
『秋の夜に 語るべき妹 今遠し』
(あきのよに かたるべきいも いまとおし)