新月を 愛でる心が わびの基
(しんげつを めでるこころが わびのもと)
14715 【季語】 新月 【季節】 仲秋
泣く子まで 若返り見る 新月を
(なくこまで わかがえりみる しんげつを)
14716 【季語】 新月 【季節】 仲秋
突風の 吹いて雷 なりて秋
(とっぷうの ふいてかみなり なりてあき)
14717 【季語】 秋 【季節】 三秋
塩辛の 蜻蛉飛び出し 空に消え
(しおからの とんぼとびだし そらにきえ)
14718 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋
撫子は 弱い花でも 日本強し
(なでしこは よわいはなでも ジャパンつよし)
14719 【季語】 撫子 【季節】 晩夏
秋祭り 窓から入る 太鼓の音
(あきまつり まどからはいる たいこのね)
14720 【季語】 秋祭 【季節】 三秋
幼子は 太鼓の祭りで ドンドコドン
(おさなごは たいこのまつりで どんどこどん)
14721 【季語】 秋祭 【季節】 三秋
道端に 咲き乱れしは 女郎花
(みちばたに さきみだれしは おみなえし)
14722 【季語】 女郎花 【季節】 初秋
薬師草 五弁の花の 群れ咲けり
(やくしそう ごべんのはなの むれさけり)
14723 【季語】 薬師草 【季節】 初秋
薬師草=弟切草
ベランダの 秋出水跳ね 畳濡る
(べらんだの あきでみずはね たたみぬる)
14724 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋