むくげの種子
戦国時代 今川方に塩を止められて、甲斐の住民ひどく困窮した。
それを聞いた越後の上杉謙信は、仇敵である甲斐の領主武田信玄に自国の塩を贈り敵方の領民を救ったと伝えられる。
越後の塩は、姫川沿いの千国街道を牛の背で運ばれ、松本市を経由して塩尻市で武田方に引き渡された、その史実が塩尻市の名前の由来であるとされている。
1月10日は塩が松本に到着し、当時武田領であった松本の民衆は歓喜し涙を流したと古文書に記されているという。
現在1月10日は「塩市」ならぬ「飴市」となって、商都松本の伝統行事として様々なイベントが企画され賑わう。