歌碑
河原
上山田温泉を流れる千曲川の河川敷に下りてみた。
流れの岸に枯薄がなびいて、水は鉛色の雪雲の下をゆったりと北に流れていた。
岸近くのよどみに、数輪の水鳥が激しく動き回っていたので近づくと一斉に飛び立って流れの中ほどに避難した。
公園の水鳥たちが餌を求めて集まるのとは大違いだ。
普段いじめられているのかもしれない。
川岸の堤防道路の脇の小さな公園に立派な歌碑があった。
五木ひろしが歌う「千曲川」の歌碑である 説明文を読んで小さなボタンを押した。
前奏が始まって歌が流れだした。一人で聞くのがもったいないほどの音量である。