5月20
団体の会合が終わって帰ると、まだ落日には間があった。
定席の窓辺で20分ほどその時を待った。
帯状の雲がかかったりしたけれど、太陽は槍の穂先に向かって落ちて行くように見えた。
しかし時間とともに、軌道がぶれて太陽は槍の先端をかすりもせず、常念の稜線に沈んだ。
真円であるべき太陽がにじんで大きく映るのはハレーションである。
NDフィルターを使うべきだっただろう。
太陽は夏至の6月22日まで北に移動し、今度は秋にに向かって南に移動を始めるから撮影の機会は又めぐってくる。
私の計算?ではその日は7月20日前後である。