ほととぎす
百合の花を好まれた方の葬儀を終えて、晩秋の草むらに時鳥を見つけた。
百合科の中で一番後に咲く花である。 雲に隠れた高嶺は雪が積もっているかもしれない。
メモリアルコーナー
喪主 挨拶から
「私は二度 母から大きな世話を受けました、最初は皆さんと同じ赤ん坊の時です。
そして 大学在学中全身が麻痺する難病にかかり、東京の病院に入院した私は、赤ん坊より手数のかかる身体になっていました。
この時 母は病院の近くに泊まりこみ、食事は勿論 しもの世話までを1年以上にわたって続けてくれたのです。
母はいつも笑顔でした、辛い闘病生活の中で、その笑顔が私の心を支えてくれました」