常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

夏至

2009年06月21日 | 季節の便り
花菖蒲

信州の水郷と呼ばれる明科産の花菖蒲である、ここに移して10年ほど毎年季節の趣を伝えてくれる貴重な花である。
冬至に太陽の再生を祝うように、夏至には日々細ってゆく太陽への惜別があっても良いと思うのだけれど、梅雨があけ、ぎらぎらとした盛夏を心待ちする日本では、そんな思いは微塵も感じない。
夏至の頃、北欧では太陽の活力の衰えを惜しむ祭りがあるという。

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柿の木の下に山椒の木が生える訳

2009年06月20日 | 季節の便り
沙羅 


柿の木の周りに雑草を繁らせておくと、とんでもないことになることがある。
夏の終わりごろ突然黄葉が始って樹勢が衰える、そんな時根元を調べると見事にやられている。
数ミリの巾で幹の周囲の樹皮を綺麗に剥ぎ取ってある。
丹精こめた10年以内の若木はほぼ100%枯れる。
予防は唯一つ、常に根元をきれいにしておくことである。
そういう理由で動力草刈機を回した、周囲に山椒の若木が数本育っていた。
初冬 残柿に群がったヒヨドリからの贈り物だろう。


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マングローブ(メヒルギ)の目覚め

2009年06月19日 | 季節の便り
梅雨期の湿った環境の中で、南国の植物達がようやく動き始めた。
長い間竹とんぼの形態から変化がなかったメヒルギに新しい葉が延び始めたのだ。
ドアを少し開いて外を窺うようにしていた状態から、蝶が羽化したように変化に弾みがつき始めた。



先端がほぐれてきた


竹とんぼの軸だけが延びた


軸の先端が植物らしく変化し活発に動きはじめた。
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あずきっぱ(ナンテンハギ)

2009年06月18日 | 季節の便り
ナンテンハギ

山菜というより、食べられる野草と呼ぶのがぴったりするほど、土手や畦道に自生している。
毎年決まった場所に生えてくる宿根植物である
いろんな食べ方があるけれど、柔らかい若芽を詰めた饅頭はお勧めだ。
梅雨の季節に入ると南天萩は可憐な花を咲かせる、葉や茎は硬くなって鹿も食べられないだろう。
やがて小さな豆をつける、この豆は食べたことがない。



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6月の紅い花 少しばかりの運の悪さを

2009年06月17日 | 季節の便り
紅一点 花ザクロ

市街地の南西方向に広がる畑作地帯に、昨日ヒョウを伴う強い雷雨があったという。
収穫期のレタスや、リンゴの幼果が見残に叩かれた映像をニュースが伝えていた。
狭い範囲が壊滅的打撃を受けたらしい、被害農家の方々は、天の理不尽な仕打ちにはけ口がない憤りを覚えたに違いない。
振り返ると私も、ずっと「少しばかりの運の悪さを」恨むような生き方をしてきたように思う。
季節が入れ替わる時、何かのはずみで定理に乱れが生まれるようだ。
我が家では、ヒョウの余波をうけた雨に濡れて、花ザクロが咲いた。
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紗羅 6月の白い花

2009年06月16日 | 季節の便り

時折降る小雨の中を諏訪湖畔の病院を訪ねた。
海に遠い山国にとって諏訪湖は海であった。
一時期 工場排水や家庭の生活排水で汚れきった諏訪湖が本来の美しさに戻りつつあるようだ。
コンクリートの護岸を崩して植えられた葦が大きく成長し、湖水の浄化に一役買っているという。
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6月の白い花

2009年06月15日 | 季節の便り
梅花一華

道路に面した空き地の雑草対策に植えた「梅花一華」が、またたくまに空き地を覆い尽くした。
異国では林の下草として地平線まで続く光景があるらしい。
そんなところの朝夕の情景を想像してみる。
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吸いかづら

2009年06月14日 | 季節の便り
スイカズラ

白花は翌日黄花に色変わりして散る。
だから「金銀花」ともいう、別名「忍冬」は厳寒期に葉を落とさずに耐え忍ぶからである。新しい白花を引き抜いて口先で吸う蜜の味が嬉しい。
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青梅の新しい加工について

2009年06月13日 | 季節の便り
収穫期が近い

梅の枝には小枝が変化した鋭い棘がまばらに生えている。
高く成長し木に梯子をかけて、一粒づつ収穫するのは、棘との戦いでもあり、中々大変な作業であった。
今は大地に足を踏ん張って収穫できる高さに剪定してあるからすこぶる楽である。
しかし せっかく手間を掛けた梅漬けだけれど、近頃では酸味の強さからかあまり好まれない。
なんとか新しい加工法を考えないともったいないと思っている。


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梅雨入り宣言

2009年06月12日 | 常念100景
梅雨の合間の常念

梅雨入り宣言で開けた朝、二十日ばかりの月が煌々として、さわやかな風が吹いた。
72歳に乾杯
会津の郷土料理「身欠鰊の山椒漬け」が完成の時を迎えた。
冷蔵庫の奥から恭しく取り出した、緑の山椒葉は飴色に変わりニシンのうろこがきらりと輝く。
身を細く切って白皿に並べ、これは私のオリジナルなのだけれど緑の山椒葉を添えた。
お酒はスーパーの末から二番ではない、れっきとした地酒を冷やで用意する。
涼風のような山椒の香りに鰊の凝縮した味が絡まって これは旨い。
もしかしたら会津を超えたかもしれない。
次回に使う、ハードな身欠きニシンは、かみさんが既に冷蔵庫に用意してある。
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