常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

松本城サクラ祭

2010年04月10日 | 季節の便り
止めようがない勢いで一斉に開いた、桜のエネルギーはすさまじいばかりだ。
日が暮れて更に高揚して、無料開放された松本城内は人で溢れた。


堀を彩る


大名町 街角を照らす手作りの灯篭


ライトアップ


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美味しいものを知っている

2010年04月09日 | 季節の便り
鹿に先を越された


ダンコウバイ


出勤前 両手をポケットにしまいこんで山沿いの道を歩く。
ダンコウバイの黄色いボンボンが明るい。
土手の青い芽吹きにうっすらと霜が降りて、薮蔭では鶯のさえずりが盛んである。
霞のかかった常念をバックに今年初めて燕の飛翔を見た。
帰りにルバーブを採りに畑に廻った、食べごろの新芽を期待していたのだが、見事に鹿につまみ食いされていた。
なんで美味しいものを知っているんだ!!

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馬鈴薯は土が冷たい時期に植えつける

2010年04月08日 | 常念100景
雲の上

よく晴れて雪形が見られると期待していたのに、にわかに雲がせりあがって山腹を隠した。
常念岳の雪形「常念坊」が一升徳利をぶら下げて現れるころだ、と思っていたのだが。
山の天気は変化が速い、この後しばらくして山頂も雲に覆われてしまった。
今朝も気温が下がって、たっぷり水を含んだサクラソウの鉢に小さな霜柱が立っていた。
待ち切れずに馬鈴薯の植え付けをすませた人がいる「先祖からの家伝で(ジャガイモは土が冷たい内に植えつけろ)を忠実に実行している」という。
「いくら早く植えつけても、地温が上がらない間は芽がでない、おそく植えても芽が出るときは同じだ」を信じてきたけれど、家伝の作柄の優良さを目の当たりにして、自信がぐらついてくる。

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鵺(ヌエ)とトラツグミの疑問

2010年04月07日 | 季節の便り
アブラチャンが咲いて春が来た



トラツグミはまだ姿を見る機会に恵まれない。この地に生息していないのかもしれない
しかし図鑑やインターネットでその生態の概要は知ることができる。
 一方トラツグミの鳴き声といわれる独特のさえずりはほぼ毎日聞くことができる環境である。
 今まで間接的に学習したトラツグミの習性を考慮すると、夜間や夜明け前のあのかすれた口笛の主がトラツグミとは到底思えない。
 仏法僧という鳥名の由来でありながら「ブッポソー」と鳴くのは別の鳥であったという事例もある。
 昼間活動するというトラツグミが、夜間、ヒーヨ ヒーヨとむせび泣くことにどうしても合点が行かない。
 まどろみの中で怪獣鵺(ヌエ)のため息を聞いていると、トラツグミと鵺(ヌエ)は別種ではないかとの思いが更に強くなる。
 
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スプリング エフェメラルな動植物

2010年04月06日 | 季節の便り
キバナアマナ


明け方 おぼろの半月が黒い影絵のような山並みの上にぼんやりとかっかって、息切れした口笛のようにトラツグミが思い出したように鳴いた。
ある時 か細く金属がきしむような奇妙な鳴き声の主を確かめたくて、夜の山に入ったことがある。
とぎれとぎれに聞こえる音を頼りに鵺を追った。
追っても追っても、距離を詰めることができない。
おいでおいでと、深山に誘い込まれる。
踏みしめる枯葉が鳴って恐怖が足元から忍び寄る。
木立がひと時ざわめいて、星の空に小さな影が飛び立った。
春の妖精キバナノアマナが咲いて、早春のまだ暗い森ではスプリングエフェメラルな鳥の鳴き声がしばらく続く。値千金の日々である。


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地上のブルー

2010年04月05日 | 季節の便り


通勤途中で必ず信号停車する場所から仰ぐ小学校の桜並木に、開花した花が少数見られた。
ついに来たかと身構える自分に、別の自身が苦笑する。
今年のスケジュールは多忙が重なっている、そんな思いから、つい気負いが生まれるのだろう。
スケジュールの一つ一つを吟味したら大したことではないのだけれど、大げさにいったら新しい出立のための集大成をこの1年で完結したいという思いである。
家の事、会社のこと、地域のこと、参加団体のこと等々。
放置された農地をオオイヌフグリのブルーが覆い尽くして、虫の目線で見渡すとそれは海である。
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心はフィレンツェ

2010年04月04日 | 季節の便り
水芭蕉

朝 小さな霜柱が立つ小寒さが残るけれど、日中は軽作業でも汗が出る。
水芭蕉が咲いて
夜 フィレンツェから一時帰国した中島さんを囲んだ。
6月に旅行する時のお願いやら、楽しい旅行のためのアドバイスを頂くためである。
中島さんは会社創業家のご子息で、現在フィレンツェに在住し、大学で教鞭ととる傍ら、彼の地を深く広く紹介する文筆活動を活発に展開している。
中島さんの日本のご家族を交え楽しいひと時を過ごすことができた。


松本フィレンツェ会
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梅と杏(アンズ)

2010年04月03日 | 季節の便り
白梅


アンズ

北信濃ではアンズの花盛り、一目一万本といわれる杏の郷では杏祭が始って郷は薄い紅色に包まれる。
花が薄い紅色というより、花ガクのエンジ色が花を紅色に染めているようだ。
ここ松本の郊外では梅が咲いて、杏が咲いて、桜の出番廻ってくるのだが、その年の気候によっては三花競演も珍しいことではない。
今年はそんな予感もする。

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山辺(やまべ)の里

2010年04月02日 | 季節の便り
枠の部分が住んでいる場所

山辺の里は、松本の東に一里の丘陵地帯である。
四季豊かで中央を流れる薄川は犀川 千曲川 信濃川となって日本海に注ぐ。
この川にはかって鮭が遡上した事があると聞いた。
川に落ち込む斜面に葡萄畑が広がり、なだらかな扇状地には稲作が盛んである。
そして市街地の向こうには常念連山がそびえている。
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青い金平糖

2010年04月01日 | 季節の便り
福寿草の実り

ピカピカの一年生3人の入社があって、1週間の研修が始まった。
「会社の歴史と変革」と「医療機器の歴史」が私の受け持ちである。
歴史を語る古老という感じで、新しい話題を取り上げた。
『失われた身体の機能を人工的に取り戻す、その試みは古代エジプトの義歯にさかのぼるという。今高齢化する先進国で、医学と工学の比較優位を生かした成長分野と目されるのが、人工臓器を中心とする治療用の医療機器だ。しかし日本では、得意の「物づくり」が振るわず、欧米でごく普通の医療が患者に届くのも遅れる。欧米と日本のギャップはなぜ生まれるのか。』(「朝日新聞グローブ」第36号より)
を教材に人工臓器を中心に話を進めた。
話す本人が判っていないのだからおよそ察しはつくが、それでも若者は実に真面目に目を輝かせて話を聞いてくれた。
福寿草は実りの時を迎えた。



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