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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その260)

2013-08-22 | ジャコウアゲハ

ウマノスズクサの花・子房のその後の話ですが,結局,受粉がうまく行われていなかったようで,子房は膨らんでいきませんでした。どの子房も。やはり,実ができるのは稀というのは当たっていたのです。

その後,他の株でもたくさんの花を付けました。幼虫が大きくなって,葉や茎をどんどん食べました。そのままにしていたら,花まで食べ始めました。考えてみると,花だってウマノスズクサのからだの一部だし,アリストロキア酸が含まれているわけで,食べられても当然なのです。

写真の花だけでなく,他も花も同じように食べられていきました。花の断片が葉に落ちている風景もあります。そうして,葉も茎も,花もどんどん減っていったのです。

それにしても,ウマノスズクサは幼虫から何か益を得ているのでしょうか。不可思議です。

 


虫の目レンズを手に野へ(5)

2013-08-22 | 随想

草むらを歩いていると,ツマグロヒョウモンのオスが飛び立ちました。メスが産卵行動を繰り返している場所ですから,オスもいます。この日は二頭見かけました。

かなり敏感で,近寄るとさっと飛び立ちました。

繰り返し繰り返し,そっと追いかけます。下写真はヨモギにとまったところを,うんと注意深く近づいて地面に腹這いになりながら写したものです。こういう姿勢をするとかなり窮屈な思いをしなくちゃなりません。それで,マア満足のゆく画像が得られれば納得できます。下写真はうまく撮れた一枚です。 

光の強い季節,色の濃い風景,それらは虫の目レンズの力を引き出します。夏の晴天のもとでは,虫の目レンズはたいへん魅力に富んだ道具になってくれます。