今年の1月のこと、NHKで「田部井淳子・最後の山へ」が放送されました。
腹膜癌で亡くなる3か月前に、ふるさと、福島の被災した高校生を
引率して富士山に登るドキュメンタリー番組でしたが、
闘病中のリハビリコースとなったのがこの日和田山でした。
ドキュメンタリーを見た時は、涙が出るくらい感激しましたが、
月日がたち、すっかり忘れていました。
そんな時、思い出させてくれたのが、
友ブログ・tonaさんの「日和田山(巾着田眺望の山で登山家を偲ぶ)」でした。
今年は絶対、日和田山に登りたい!
それが早くも実現したのです。美しい彼岸花観賞と共に
登山口到着・出発 (13:25)
お天気に恵まれたのは良かったのですが、
暑過ぎて巾着田を歩いているだけでもけっこう疲れました。
彼岸花観賞は12時頃から1時間位で切り上げましたが、
だらだら歩きが続き、登山口に着くまで25分もかかってしまいました。
一の鳥居 (13:34)
男坂・女坂分岐 (13:35)
男坂の方は厳しそうなので、迷わず女坂を選びました。
樹林の中を歩きます(13:37)
だんだんと厳しい道になってきました(13:39)
険しい岩場 (13:43)
低山と言っても侮れません。
金刀比羅神社鳥居 (13:50)
木々にぐるっと囲まれた場所が巾着田。
彼岸花は木々の中に咲いていますが、見えなくて残念です。
金刀比羅神社本殿
見晴らしがよく、遠く丹沢の山々まで見えます。
写真はありませんが、かすかに西武ドームも見えました。
運が良ければスカイツリーも見えるそうです。
山頂の宝篋院塔 (14:05)
金刀比羅神社での休憩を除けば頂上までの歩行時間は30~35分ぐらい。
木立に囲まれていますが、首都圏方面が切り開かれています。
その景色をぼんやりと眺めながら15分近く休憩。
周りには同じように巾着田から流れてきた登山客のグループが多く、
ベンチが足りず、地面に直に座っていました。
歴史が感じられる宝篋院塔だったのでよく見ると、
享保と刻まれていました。
下山前に記念写真をパチリ
下山に要した時間は時計で確認したり、時間がわかる写真を
写していないのでわかりませんが、
休憩なしで、歩く速度も早かったので25分位で下りられたと思います。
標準的な時間のようですが、シニアなのでまあまあでしょう。
帰りがけ、民家の無人販売で、彼岸花の球根を5個100円で買いました。
彼岸花は不吉な花として嫌う方も多いようですが、
別名の「曼珠沙華」はサンスクリット語で天界に咲く花という意味だそうです。
物事は良い方に捉えなくては・・・
さてどこに植えようかしら。
田部井淳子さんは言っています。
「山の日」というと、どうしても北アルプスや南アルプスという
高く大きな山を想像させるかもしれません。
けれども、私が多くの方々にもっと知ってもらいたいのは、
「日本の里山も山、森も山」ということです。
山歩きは万年初心者ですが、自然に触れたり、自然の中に身を置くことは大好き。
田部井さんのこんな言葉にはホッとさせられます。