こんばんは、へちま細太郎
です。
この三連休は、風が強いけどとてもいい天気で、お出かけ日和でした。 が、ぼくは、おとうさんが腰痛で動けないので、おばあちゃんの買い物に着いていったり、スイミングスクールにいったりしました。
逆に、幸せな三連休を過ごしたのは、けんちゃん先生です。最近できたという彼女とデートしてたんだって。
「で、どこにいったの?」
「パチンコ」
「え?」
「何だって?」
「パチンコ」
けんちゃん先生は、こともなげに言って、
「パチンコしたことないというから、連れていった」
「珍しい女だね」
広之おにいちゃんが、やきいもを食べながら話しに聞き入ってます。
「そ~なんだよ、そしたらハマっちゃってね、3日間パチンコ通い。おかげでおりゃあ、いくら“仕事料”をつぎ込んだかわかりゃしねえ。出てはのまれ、のまれては出ての繰り返しだよ」
「何、その“仕事料”ってのは…」
「必殺仕事人Ⅲだよ、面白いんだな、これが」
「へえ」
そういえば、前におとうさんが連れていかれて、たくさんお菓子をもらってきたことがあったっけ。
「最近、おばさんやばあさんたちをよくみかけんだけど、なんかこえぞ~」
「おばさんがパチンコしてるの?」
けんちゃん先生はうなづくと、
「常連同士仲良くなってるみたいで、あっちうろうろこっちうろうろ、やりっぱなしでどこかの台にいるお仲間のところでおしゃべり。夢中でやっていた彼女に横やりを入れるわ、彼女が台移動をすれば待ってましたとばかりに引き移るわ、タバコを吸うわ。ありゃ、もう女じゃないね」
「ふうん」
みんなは、納得したようにうなづいています。
「で、けんちゃんさ、彼女って、どこで見つけてきたの?」
まっすぐな姿勢で寝たきりのおとうさんが興味津々にきくと、
「出会う時には出会うもんなんだ」
と、意味深な笑いを浮かべてちらっと、藤川先生に視線を走らせました。 藤川先生は、腕組みをして難しい顔をして、けんちゃん先生の話しを聞こうともしません。
「いいなあ、俺も彼女ほしい」
突然、天井にむかっておとうさんが叫びました。
…(-.-;)。
おとうさん、無理だって、今のままじゃ…。

この三連休は、風が強いけどとてもいい天気で、お出かけ日和でした。 が、ぼくは、おとうさんが腰痛で動けないので、おばあちゃんの買い物に着いていったり、スイミングスクールにいったりしました。
逆に、幸せな三連休を過ごしたのは、けんちゃん先生です。最近できたという彼女とデートしてたんだって。
「で、どこにいったの?」
「パチンコ」
「え?」
「何だって?」
「パチンコ」
けんちゃん先生は、こともなげに言って、
「パチンコしたことないというから、連れていった」
「珍しい女だね」
広之おにいちゃんが、やきいもを食べながら話しに聞き入ってます。
「そ~なんだよ、そしたらハマっちゃってね、3日間パチンコ通い。おかげでおりゃあ、いくら“仕事料”をつぎ込んだかわかりゃしねえ。出てはのまれ、のまれては出ての繰り返しだよ」
「何、その“仕事料”ってのは…」
「必殺仕事人Ⅲだよ、面白いんだな、これが」
「へえ」
そういえば、前におとうさんが連れていかれて、たくさんお菓子をもらってきたことがあったっけ。
「最近、おばさんやばあさんたちをよくみかけんだけど、なんかこえぞ~」
「おばさんがパチンコしてるの?」
けんちゃん先生はうなづくと、
「常連同士仲良くなってるみたいで、あっちうろうろこっちうろうろ、やりっぱなしでどこかの台にいるお仲間のところでおしゃべり。夢中でやっていた彼女に横やりを入れるわ、彼女が台移動をすれば待ってましたとばかりに引き移るわ、タバコを吸うわ。ありゃ、もう女じゃないね」
「ふうん」
みんなは、納得したようにうなづいています。
「で、けんちゃんさ、彼女って、どこで見つけてきたの?」
まっすぐな姿勢で寝たきりのおとうさんが興味津々にきくと、
「出会う時には出会うもんなんだ」
と、意味深な笑いを浮かべてちらっと、藤川先生に視線を走らせました。 藤川先生は、腕組みをして難しい顔をして、けんちゃん先生の話しを聞こうともしません。
「いいなあ、俺も彼女ほしい」
突然、天井にむかっておとうさんが叫びました。
…(-.-;)。
おとうさん、無理だって、今のままじゃ…。