へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

今度はインフルエンザ

2007-12-13 22:47:15 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

下痢腹が治ったたかのり君が学校にきました。
三田先生はなかなか治らなかったのか、まだ来ません。 今日は学年主任の先生がきて、
「三田先生はインフルエンザにもなったらしい」
と説明してくれました。
「インフルエンザ~?」
みんなこれにはびっくり。
「ノロウイルスはぼくたちがうつしたかもしれないけど、インフルエンザは誰もかかってないよね」
と、口々に言い合いました。
「彼女じゃないの~」
「あれ、ふられたんじゃなかったっけ?」
「元に戻ったとか」
「かもね~」
「どうやってうつったんだろ~」
「やだあ~」
おしゃべりをやめないぼくたちに、学年主任の先生は怒りだしてしまい、
「おまえたちっ
一瞬、シーンとなりましたが、
「ねえ、次だれにうつるかなあ」
「俺やだかんね」
たかのり君はつらかった時のことを思い出して、身をふるわせました。
「ゲロはいたり、下痢したり、出るもの出ないのにトイレに行ったりしてほんとやだったんだぞ」
「かわいそう…」
学年主任の先生はもうあきらめたのか、何も言わなくなっちゃいました。
とんだ、とばっちりだね。
コメント
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