へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

落ちたらど~すんの?2

2009-02-04 23:01:36 | へちま細太郎
お~っす、(仮)亀梨軍団1号の悠樹だよ~ん

藤川本邸での住み込み浪人生活も追い込みを迎え、センター試験の自己採点も予想以上に高得点だった。
「いくぜ東大、まっしぐら」
と狸を数えていたら、
「ね、あんた、落ちたらど~すんの?」
と、藤川先生の色っぽい姉さんが聞いてきた。
「何いってんっすか~、落ちるわけないじゃないっすか」
「いつもすべってばかりいるから、本番は大丈夫」
今度はうどの大木のだんなだ。言うことがいちいちムカつく。というか、相変わらず、おもしろくもなんともない。
「だ~から、落ちないっていってんじゃないっすか
 「落ちたら、また浪人すれば言いだけよねえ」
ちきしょうっ
ぜってー東大受かってやるっ
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落ちたらど~すんの?

2009-02-04 22:15:25 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

給食を食べながら、たかのり君が言った。
「みんな、落ちたらど~すんの?」
「へんなこと言わないでよ」
しんいち君は唇をとがらせた。
「ぼく、つくばった町に引っ越すんだから、落ちたらつくばった中学だよ。友達がいないじゃないか」
「そうか、しんいち君は引っ越しちゃうんだよね」
「寂しいなあ」
たかのり君は牛乳を飲み干してつぶやいた。
「はぁ…、二度と会えなくなっちゃうんだ」
しんいち君はじろっとたかのり君をにらんだ。
「だから、そんなこと言うなっ
「あ、ごめん」
たかのり君、今日はすべりっぱなし…
発表は明後日だぁ。

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