姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

LINE問題などのネットトラブルをテーマにした講演の中学生の感想が届きました。

2015年03月04日 | 講演・研修・講座・セミナー

 

 

2月にお邪魔した愛知県内の中学校の学校保健委員会で、生徒さん向けに講演をさせていただきました。

 

テーマは 「デジタルコミュニケーションとネットトラブル」

 

昨今のLINEの問題をはじめとするデジタルコミュニケーションについて

 

脳科学的な視点やゆがんだ承認欲求などの心理学的視点からも

 

お話をしました。

 

先生がたに協力していただいたゲームにも生徒さんは大喜びで、

 

コミュニケーションがどうして繋がらないか、わかりあえないのか、誤解してしまうのかを

 

検証していきました。

 

生徒さんの感想が届きましたので ご紹介します。

 

●友達付き合いの大切さを学びました。先生が力強い言葉で教えてくれました。人との関わりは難しいです。

でもそこが魅力だと思います。確かに自分の本当の姿をださずに友達と付き合っていても意味はないと思います。

 僕は心の底からいいといえる友達を作っていきたいと思います。

 

●「妄想族」という言葉に、とても心うたれました。LINEやメールでは、相手の表情がわからないのは心得て気をつけているつもりでも

「もしかしたら、こう思っているのかな」と、頭をよぎることは、私も多々あります。簡単に言葉を交わせるSNSは便利だけれど、

人との付き合いは、本来ならもっと深く複雑であるべきものが、浅く単純な関係になってしまう。

それなら私は、話すよりも難しいものであると思いました。

 

●今日の学校保健室委員会を通して学んだことは、真のコミュニケーションの大切さです。

今はインターネットやメール、UNEなどで簡単に知らない人でもコミュニケーションがとれるようになりました。

でもその分見知らぬ人のトラブルに巻き込まれたり友達との関係がくずれたりなどとよきせぬことも起きています。

正直いってこのよきせぬことは1年後、10年後、20年後も続くと思います。

しかしこの許しがたい事態を乗り切るための方法が1つあります。

それは個人個人が意識して直接コミュニケーションをとるようにすることです。

ぼくもその1人になれるよう人とのコミュニケーション法を考え行動していきたです。

 

●僕も最近スマートフォンなどの連絡ができるアプリでのニュースを見ました。

言葉は相手を和ますことも、逆に相手を傷付けることもできます。

なので言う前に一度考えてみることが大切だと思いました。

自分が思って言ったことと、相手が受け取ったことは違うときがあるということを学びました。

考えてみると自分にもそのような体験がありました。だから「言葉」というものはとても難しいものだと思いました。

 

●最初、私は「スマホ」を持っていないので、あまり関係のない話しだと思っていました。

でも、それは全然違って、友達関係の話しがたくさん出てきました。

私も、小さな出来事を勝手に解釈して、大きな話のようにしてしまう部分があるので、それは気をつけなければいけないと思いました。

今回の話しを聞いて、自分の悩みが少し解決できたと思うので良かったです。

 

●講演会を受けて、共感したところが多々ありました。その中でも、LINEの既読のことが一番共感しました。

私も、LINEをやっていて、たまに返信が遅い時とかに「何か悪いことしたかな」とか、そういうネガティブな考えをしてしまうときがあります。

でも、こういった妄想はせずに、ポジティブな考えることがいいということが、わかりました。

 

 

●私は、LINEをやっていませんが、今後、利用する機会があれば相手も自分も傷付けない使い方をしようと思いました。

そして、インターネットに発信するときは“世界に発信する”ということと同じことだということを注意したいです。

自分の勝手な解釈で、自己中心的な態度を取らないようにしたいと思います。自分の考えをプラスの考えにするように心がけます。

 

●最近は、色々と常識のなってない少年、青年が増えています。それは、便利はインターネットとの引き換えだとわかりました。

ツイッターなどでの問題発言や画像、LINEでの友人関係の崩壊。もっと心を育て、相手を思う気持ちができてから、

こういったツールを使うべきだと思いました。この情報社会の危険を改めて教えていただき、ありがとうございました。

 

●私は、携帯を持っていないので、メールをすることがありませんが、とても勉強になりました。

私は今までメールは、便利なものだと思っていたけれど、とても、こわいこともたくさんあるんだなと教えられました。

私も大人になり携帯を持つようになったら、まず相手の気持ちをしっかり考えてから、メールを使える人になりたいです。ま

た、メールばかりしずに、相手を話すことも大切だ。ということを忘れずにしたいです。

 

●ネットやLINEは“人々”生活をよくするための物なのに、それで傷つくことがあっては、意味がありません。

それを無くすために責任を持つべきだと思いました。また、無視されたなどの思い込みや、感じ方、伝わり方にも違いがある。

などのことも知ることができて日常的なトラブルからネットのトラブルなどにも対応しやすくなり、とてもよかったと思いました。

 

●携帯のマナーとか改めて学び、携帯で事件が起きるのは携帯を販売している方々がかわいそうだと思いました。

携帯普及の本当の意味を改めて考えるべきだと思いました。携帯の使い方を見直そうと思いました。

 

 ●今日の講演会で思ったのは、自分も「LINE」アプリを使っているので色々共感することがありました。

私は、いつも返事を返すのが遅くて向うにどうやって思われているか少し心配になることが多いです。

でも、相手は返すことが遅いことは分かってくれているので安心します。

高校生になるともっと友達が増えると思うので、これからネットには気を付けていこと思います。

 

●「LINE」や「ネット」についての話しで、「文字では、実際の状態と真逆のことを書くことができてしまうから、実際に会って感じなければならない」

と聞いて、アナログからデジタルになるのはメリットばかりだと思っていたけど、デメリットの方が多いかもしれないと感じました。

これからは、もっと人との関わりを大切にしてデジタルに頼りすぎないようにしたいです。

  

●実際の出来事は小さくても自分の妄想で、物事を大きくしてしまうのは自分にも、たしかにあることだなと思った。

だからネガティブに考えるのではなくて、“今度はこうしよう”などと考えてみようと思った。

 

●LINEやメールでの会話ではすれ違いがあるので、コミュニケーションが大切と改めて思いました。

SNSでは絵文字を使うことができますが、本当に相手がそう思っているか分からないので、

ちゃんと相手の顔を見て会話することの大切さを学びました。

 

●人との関係をケータイだけでつなげてはいけないなと思った。メールの不器用な点をたくさん知った。

考えてみるとこんなにも不器用な点がたくさんあるんだと思った。

 

●情報化による携帯やスマホの普及が人間関係をより複雑にさせていることがわかり、今後の利用方法について考えていきたいと思います。

相手の気持ちを考えて行動することを忘れず、常によい関係を築けるようにしたいです。

 

●気持ち悪いゴリラに気付なかったのは、とてもショックでした。

目で見えていると思っていても、実は見逃していることがあるのではないか。

そう思うと、自分勝手な解釈の落とし穴を考えながら行動しなくてはならないと思いました。自分を幸せのスパイラルに入れたいです。

 

 S中学校の皆さん、ありがとうございました。

 

 


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