姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

自分を通して、「人間」を深く理解する

2009年09月11日 | Weblog


 怒る、怒らない というのは、行動か?感情か?

 怒るということは「しない」けど、怒りという感情をたくさんためているとしたら、それは、自分の負の感情に気付かないようにしているということ?

 「怒らない」けど、そのからだの奥に「怒り」をたくさん感じる人に出会うことがあります。

 すると、すごい「違和感」を感じることがあります。



 私は、「怒り」を強く持っていた人間で、

 「怒り」を持つことで、それをエネルギーにして頑張ってきました。



 そして、ある時期から、そのことが、とても苦しくて、自分のエネルギーの原点を「怒り」にするのはやめたいと決意した時期がありました。

 そのころから、自分の内面を見つめていくという学びをとことんやろうって思いました。



 怒りを感じている自分を客観的に観ることができ 「あらら、私、怒りを感じちゃってる」というもう一人の自分がいて、わかっていて「怒ってる」ことができるようになりました。

 怒りの正体は「恐れ」 そして、恐れと愛は共存しません。


 怒ることと「嫌い」「憎い」は別。

 怒ることはしないけど、「嫌いな人がたくさんいる」 って、怒りを持っているけど、その感情を無視して、「怒らない」という行動を選んでいるってことかしら?

 怒りを持っている自分を許してないってことなのかな?



 だから、「怒らない」という行動?を重視し過ぎて、自分の中の感情を観ないようにしている人から、「違和感」を感じることがあります。

 私は、人間なので「怒る」こともあります。

 そこに、「嫌い」という感情や「憎い」という感情を乗せないこともできるはずです。



 怒らないけど、「怒り」「嫌悪感」「憎しみ」を持っている


 怒るけど、「怒り」「嫌悪感」「憎しみ」の感情はほとんどない


 怒らなくて「怒りも嫌悪感も憎しみもない」


 怒るし、その奥に「怒りも嫌悪感も憎しみもある」



 4つのパターンがあるのかな~。


 この半年くらい・・・

 波動の学びや山崎先生からの学びを通じて、

 自分の中にある感情や無意識のパターンと思いっきり向き合うことをやってきました。

 まぁ、出てくるわ 出てくるわ。怒り、憎しみ、恨み、傲慢、支配欲、依存・・・

 でも、どんな自分も、受け入れる。ちゃんと認める。


 無視していては、いつまでたっても、追いかけてきます。

 だから、ちゃんとその存在を認める。



 それは、苦しいことでもあり、からだと意思との闘いでもあります。

 「怒り」「恨み」を感じて エネルギーに変換するというやり方が、まだ、「からだの情報」として残っています。→きっとずっとこうやって生きてきたんだよね~。



 からだに残っている情報=無意識

 からだが覚えてしまっている感情を、意思で乗り越えるということを意識しています。



 細胞のひとつひとつの寄せ集めが私の「からだ」だとしたら、

 私の無意識のパターンは、その70兆の細胞の一つひとつが、記憶しています。



 からだを超えた自分がいたとして、

 その自分が「意思」をもって、そのからだを乗りこなすということが必要です。

 どんな自分も受け入れたうえで。



 完璧に乗りこなすことは、人生の最後になっても、できないかもしれないけど、

 からだを超えたところに、本当に自分がいるとしたら(心?脳?魂?)

 自分に湧いてきた 負の感情と呼ばれるものも、

 「からだに残っている情報」と、客観的にとらえ、「そんな自分がいる」って素直に認めて、そして、その上で、意思の力で、からだの情報を乗りこなすこと。


 明るくて、笑顔で、ポジティブ!というものにあこがれていた時期がありました。

 今は、本来の自分の姿に戻っていきたいと素直に思います。


 そして、「自分がやりたいことだけを見据えて動く」

 
 「今 この瞬間を生きる」

 ずっと、山崎先生に言われ続けてきたこのことばの意味が、深いレベルでわかりかけてきました。

 
 多くの方に、講座やセミナーや個人セッションをしている私が、

 お伝えする内容に関係なく、

 より高いレベルで より深いレベルで、

 自分というものを通して、「人間」を理解していたい。



 そのステートにあって、

 私が本当に大切だと思うことを

 伝えていきたいと思っています。

 自分が乗り越えて、本当に理解したものでなければ、人には伝わらないから・・・


 

 


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5 コメント

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共感のやまかん (やまかん)
2009-09-12 10:35:01
仙台のやまかんです。
読んでいるうちに姫先生のライフヒストリーが浮かんできそうです。
カウンセリングの専門家が、伝える価値もあると思うのですが、教育の専門家(?)としての私たちが自分の感情に気づくことが大切なポイントになりますよね。
また大切なことを確認させていただきました。
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深く共感します ()
2009-09-12 19:23:56
自分の中の怒りの感情を受け止めもせずに無理やり手放すと、それが心の中でどす黒いものに発酵してしまって、ある日突然爆発するんですよね。
そういうマイナスの感情も自分の一つである事をしっかりと受け止めて、内観を繰り返すと、あまり感情に振り回されない自分になれる気がします。
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コメントありがとう (姫先生)
2009-09-13 07:37:58
>やまかん先生

 コメントありがとうございます。

 先生がおっしゃるように、教育現場の先生方の自分の感情を深い部分で気づくことで、子どもたちの理解が進むと思っています。

 来年こそ、先生に会いに行きますね。

>楓さん

 先日はありがとう!
 さっそく、コメントいただきうれしいです。
 近くに共感してくださる方がいらっしゃるって素敵です。
 これからもよろしくね。
 
 
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Unknown (樋本みき)
2009-09-13 22:32:07
>どんな自分も、受け入れる。ちゃんと認める。

ほんとにそうですね。
読ませてもらって、パワーをいただきました☆
ありがとうございます♪
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痛快です (トム)
2009-09-17 08:23:31
愚民化教育を行ってきた封建政党の終焉、そして民主政権誕生。きわめて痛快です。
知識社会で国民に最も必要なものは、教育です
新政権には、教育改革を強く希望しています。
20万の不登校退学者、60万のニート、多くの自殺者を作る教育を、すぐに止めさせるべきです。デタラメになった教育システムを、根本から立て直す必要があると思います。
校長や教員は、石や泥を投げつけられる前に、自分たちの手で、「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を改革するべきです。
官僚主義的教育から民主教育に立ち返る必要があります。国民や子供たちへの責任を果たし、信頼を取り戻さなければなりません。
「『おバカ教育』の構造」は、すべての教育者、すべての日本人が読むべき本です。
腐敗した教育の実態を知り、子供たちを助けるために、新政権と共に国民も立ち上がらなければなりません。
子供たちの不幸、悲痛な叫びを無視していけない。
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