姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

【講座の感想】相手を変えることはできませんが、自分のイメージを変えると楽に過ごせる

2022年10月20日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「<講座の感想>相手を変えることはできませんが、自分のイメージを変えると楽に過ごせる」
です。

 

保健室コーチングアドバンスコース3講の感想をアップしました。

私たちは、無意識に持っているイメージに、感情も、痛みも、不快感も左右されています。
五感を扱うことができると、体調に現れる不快な感覚も、軽減することができます。

 

コースの中で自分が体験したことは、自分の力量となります。
今回も、自分が体験した五感の質を変化させること(サブモダリティチェンジ)を
保健室での対応に活用された養護教諭の先生の体験が書かれています。

 

 第3講のサブモダリティーの使い方について復習した時、ベーシックを受講した時のことを思い出しました。
 ベーシックのワークで、職場の自分の苦手な人のイメージを「クルクルめがねをかけているカトちゃん風」に変えていただきました。今ではその人が嫌みなことを言っても面白く聞こえ、気になることがなくなり、影響を受けることがなくなっていることに気づきました。(むしろびっくりすることに何を言っても許せるくらいにまでなっています。)

 いかに自分の五感の使い方、イメージが実生活に影響を及ぼすかを再確認しました。
 ベーシックで「忍法感情変化」のワークを教えていただき、生理痛がひどい生徒にワークをしたことがあります。その生徒は、バスケ部で活躍している生徒ででしたが、毎月の生理がとてもいやで、試合の日に生理がきたらどうしようといつも悩んでいました。保健室で休養することもしばしばありました。たまたま、来室者がなく、二人きりだったので、ゆっくり、彼女と生理痛について話をしてみることにしました。彼女は、生理なんかいらないものだと思っていました。絵本を使って生理のしくみを話をしました。彼女の生理のイメージは、真っ赤でどろどろしたマグマのような熱くて重たいものと表現していました。

 そこで、忍法感情変化の話をすると、やってみたいと言ったのでやってみることにしました。彼女は、取り出したイメージをからだに戻したくないと言いましたが、このイメージも含めてチーム自分(あなた)だから新しい自分の好きなイメージに変えてからだに戻そうねと伝えました。

 彼女は生理のイメージをふわっとした七色の綿菓子のような軽いものに変えました。
 先週、久しぶりにその生徒がケガをして来室したので、生理痛の話をすると、最近、生理痛がましになったと言ってました。「もうマグマじゃないで」と明るく言っていたので嬉しかったです。付き添いに来ていた生徒はマグマって何?と不思議そうにしていました。
 第3講で保健室コーチングをずっと学ばれている先輩方の実践例をたくさん聞かせていただき、普段の生徒への関わり方も学ばせていただきました。サブモダリティーと聞くと、難しそうとか、とっつきにくそうと勝手に思っていましたが、普段の対応でも、十分取り入れることができると理解できました。

 今月は来室した生徒の話から、いやな相手やいやな出来事をどんな風にイメージしているのかを丁寧に質問をして聞きとり、共有し、見える化して、このイメージをどうしていくか一緒に考えていくことに特化すると、目標を立て対応をしています。
 相手を変えることはできませんが、自分のイメージを変えることで気がつけばこんなにも楽に過ごせることを体感したので、ぜひ来室する生徒や同僚にも伝えて行きたいと思います。
 なかなか、うまく言葉で表現できない生徒には、新しいアイテムの「ぼやきすごろく」、や「きせかお」を使って一緒に遊んでみます。今後も少しずつ焦らず自分のペースで、自分の体験と照らし合わせながら理解を深めていきます。


 



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