姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

15年の時を超えて 再会

2008年07月24日 | Weblog

 先日、MIXIに一通のメッセージが届きました。

 私が、以前勤務していた小学校の卒業生からでした。

 「先生、わたしのこと覚えている?会いたい」

 そう書いてくれたのは、15年前に小学校を卒業したっきり 会っていないブラジル国籍の女の子でした。

 姉が11歳。妹が9歳だったでしょうか。

全く日本語がわからない状態で、日本の小学校へ入りました。

 たまたま、私がしたしくしていたブラジル人家族との関係もあり、保健室で、彼女たちに日本語を教えていました。

 まだ、カタコトのポルトガル語が話せる程度だった私でしたが、これを機会に、ポルトガル語を通信教育で学びながら、彼女たちにゲームなどをしながら、日本語を教えました。

 彼女たち自身、なかなか日本の生活のになじめず、いろいろな思いに胸を痛めたことだったろうと思います。
 
 懐かしいです。

 一度、ブラジルに帰った彼女でしたが、再び日本へやってきて、結婚し、また愛知へ戻ってきたといいました。

 15年ぶりにあった彼女は、小学校時代の面影そのもの。
 もうすぐ3カ月になるベイビーとお母さんとともに、待ち合わせのお店に来てくれました。

 日本人と結婚し、本当に幸せそうでした。

 当時の話。子どもの話。同級生の話。家族の話。ブラジルの話・・・・。

 たくさんの話をしながら、あの頃の自分に戻っていく気がしました。
 
 私が、一生懸命、日本語を教えていた効果よりも、あるきっかけから、ぐんぐん日本語が上達した時期がありました。

 それは、子どもたちどうしのラポールができ、遊びを通して、彼女が実に自然な形で日本語を吸収したという事実。当時の同級生たちも、先生たちも、ほんとうにあったかかったなぁ。

 学びって勉強することってのもあるけど、本当に、自然に、楽しい状況の中でいにつくものなんだなぁとその当時、つくづく感じたことを思い出しました。

NLPを学んだいまは、そのことがもっと深くわかるような気がします。

 15年という歳月。いろいろな出来事。
 やはり、人との出会いは素晴らしい。人生の宝。

「先生、また、連絡するよ。また、会おうね。」
小学生のころと変わらない 満面の笑顔が、愛らしい。

 また、会おうね。

 ありがとう。 
 


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1 コメント

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それは良かったですね。 (美壮年)
2008-07-24 19:55:49
先生も懐かしかったろうね。嬉しかったろうね。ブラジルの人もね。心温まるいいお話ですね。あったかーい。
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