今日は、奈良県養護教育研究会で 保健室コーチングをテーマに講演してきました。
「養護教諭が現気になるような内容を!」と係の先生からご依頼がありました。
こちらが無理を言って「ぜひ、2時間半くらい話をさせて欲しい」とお願いしました。
2時間半あれば、本当に 楽しんでいただけます。
名古屋1期のベーシック卒業生のH先生にも再会できました。
関西弁は楽しいです。
今日は、250名の参加者でしたが、なぜか 関西の先生方は 反応が面白いです。
県の指導主事の先生【養護教諭の指導主事さんです】も とっても気さくで 初対面なのに 安心してお話できました。
さすが 養護教諭! ラポールの天才ですね。
脳の三原則を、ゲームやワーク、保健室での実例を出して お伝えしました。
みなさんが 本当に 積極的に参加してくださって、関西ならではの元気な反応で、話している自分も楽しくって 楽しくってしょうがないという感じでした。
「コーチングを学んでみたけれど、どうも、保健室という現場にそぐわないと感じていたところに、保健室コーチングということばをネットで見つけ《これ!》と、飛びつき、先生に来ていただくことができました」と 係の先生が話してくださいました。
ビジネス系のコーチングそのものでは、保健室という現場で 子どもの教育という視点から 非常に違和感があると思います。
ビジネスにはビジネスコーチング 教育には教育コーチング 保健室には保健室コーチング。 現場はそれぞれちがっていて そこにある独自性や専門性がきちんと加味されて生きてきます。
今日の講演でも話したのですが
保健室コーチングという手法が最高だなんて 思っていません。
何かの手法が最高だと思った瞬間に 大きな過ちを抱えることになります。
すばらしいのは、特定の手法ではなく 人間そのものだということを
本当に 実感して ほしいのです。
やり方や手順にとらわれると
目の前の子どものライブが見えなくなります。
これは いつも 講演や研修でもセミナーでも行っていることです。
人間の素晴らしさに気づくことで、本当に目の前の子どもたちの表面の言動にふりまわされるのではなく、どんな状況にあっても「あなたはすばらしいのだ」と、一貫性を持って伝えていくことができます。
「もしも、どんなふがいない自分 どんな弱々しい自分 汚い自分を見せたとしても
心から自分の価値を信じてくれる人がいたら、
人は本気で変わることができる」
と山崎先生が行っていらっしゃった意味が やっと自分の体験を通して「実感」してきているところです。
保健室コーチングという手法を 伝えたいのではなく
これをとおして、 人間の可能性の素晴らしさを 少しでも 多くの方に 感じ取っていただきたいとおもっています。
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