姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

違う結果を得たいなら〇〇を緩め、違うやり方をする

2022年11月11日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「違う結果を得たいなら〇〇を緩め、違うやり方をする」です。

 

以前は、このやり方でうまくいったのに
最近は、物事が動かなくなった


こんな時、意地になって
過去のやり方に固執してしまうことはないでしょうか?

そんな時、ついつい、口にしてしまうのが
『最近の子どもは・・・』


過去はこの方法でうまくいったのだから
自分のやり方は間違っていない

だとしたら、その原因は、周囲にある
そう考えてしまいがちですね。

過去の成功体験は、
それはそれで素晴らしいことですが

過去に常識であったことが、変化が激しい今の時代には
通用しなくなる、常識と言えなくなってくるということはよくあることです。


同じやり方を続けるだけで、周りばかりを変えようとしても
うまくいきません。
新しい方法に向かうとき、そこに抵抗が起きるのは当たり前。

やり方を変え、新しいやり方にシフトするには、
それを止めている自分の「ビリーフ」(思い込み、信じ込み)に気づく必要があります。


なぜなら、ここが土台になるから。
土台が古いままで新しい家を建てても、土台が耐えられず
家もろとも崩れてしまうから。

ビリーフの表現はいろいろあります。

『~しなければならない』

『●●とは~するものだ』
『△△してはいけない』
『□□すると~になる』
『〇〇すべきである』

意識できるものは簡単に緩めることができますが
自分にとってあまりにも当たり前すぎて
無意識に刷り込まれたものは、少々手ごわいです。


ビリーフは悪いものではなく
常に自分を守ってきたものですが
ビリーフに気づき、それが制限となっていることを
理解できると

そんな風に思っても思わなくてもいいんだ!
例外があるんだ!
それを選んでもいいんだ!


などのように思考が変わってきます。

ただ、ビリーフは、体に染みついたものですから
ことあるごとに、抵抗してきます。
それでも、それでも、とやり続ける。


それは、気力や根性論でやるのではなく
ビリーフを緩めながら、新しいやり化を継続するためには、
客観的に伴走支援する人が必要です。

コーチングは、行動支援をメインとしていますが
相談者がゴールに向かって
1つ1つ行動をしていく段階で

時に動けなくなる、とまってしまう時があります。
その時には、ビリーフを丁寧に扱います。
この時には、カウンセリングアプローチになります。

保健室コーチングは、コーチングとカウンセリングを
区別することなく、活用します。

カウンセリングかコーチングかという
区別すること自体、手放しています。

そして、次のようなことを大切にします。

-------------------------

今、この相談者に必要なアプローチを判断できること

そのための具体的なアプローチ法(言語・体感・身体・教材メソッド)
を的確に活用すること


------------------------

そのためには、支援者自信が
今までの相談活動の既成概念を超えた人間理解を深めること

脳と言葉と体と行動、目標達成の理論を
自分の体験を通して、理解していくことです。

 

それでは、今日も
素敵な1日を!

 

p.s.1
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 2022年10月25日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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