前回の続きです。
あまり考えなくてもやれることって、体が覚えているので その時は 意志が寝ている状態ですというお話をしました。
意志が寝ているときは
身体が持っているパターン通りの動きや思考パターンにはまりやすいという話でした。
私の場合、特に家事をしているときに 負の感情(怒り)が 出やすくなります。
だって 頭使わなくてもできるので 体がもっている怒りパターンがバンバン出て、
一気に妄想族になります。
あのやろう、あの時こんなことしやがって。
あいつ 今度 こんなシチュエーションになったら こんなふうに切り替えして締め上げてやる。
基本、ヤンキーの怒りがたくさん出てきます。
ありがたいのは、徐々に 「おっとまたまた 体のパターンで妄想しちゃった!」と
気づく時間が早くなってきたことです。
体の記憶が出た時
「こんなこと考えちゃいけない」「こんな自分を変えなきゃ」って思うわけでもなく
「あらら また 体優勢になってたわ」で終われるようになったのは 波動ワークで
人間の仕組みをしっかり学んで日常で検証し 実践してきたおかげです。
人間の仕組みを理解して 自分を見ることができるので 自分を責めることがない、、、、、つまり 次に進みやすいです。
しかし この仕組みを 頭でわかっているだけで分かったつもりでいるだけでは
何かのトリガーによって、体の記憶どおりの『反応』をします。
子育てで言えば、子どもの行動に カーッとなって
感情のままに「怒る」(=反応)
「怒られる」というものは存在しません。
ママが勝手に『怒っている』だけで その感情を 体の記憶のままにぶつけられる子どもはたまったものではありません。
結局 自分が自分の親にやられた 同じやり方を
自分の反応をとおして わが子に 刷り込んでいるという非常に罪なことをしてしまっているのです。
もしも、そこにちゃんと脳下垂体が働いて
状態管理をすることができるとしたら 「叱る」(=対応) ができるのです。
(というような話を 保健室コーチングやPTA向けの講演で 脳の科学と人間理論からお話ししてます)
学んだこと、わかったこと(知識)を知恵に変えるのは、自分が実生活の中で検証して 実践して 学びと日常で取り組んだことだけ。
現場とつながらない 現場で生かせないものは 自己満足にすぎないどころか
「こうしなければならないのに それをしないあなたは何?」というジャッジの材料となるだけで
周囲にとっては迷惑になりうることもあります。
さて、話を元に戻します。
体の記憶に影響されてしまう時
「こんなこと考えないようにしよう」という思考は すでに この時点で そのことに執着しているので
かえって 頭から離れなくなる
思い出すと腹が立ってしょうがない人の顔が 頭に浮かんでしまった時に
「いかん いかん 考えない 考えない」と否定すると
かえって頭から離れないし その嫌いな人にエネルギーが流れちゃう(笑)
その時に 体を参加させることで あっという間に 焦点が変わることもわかりました。
体の記憶に とらわれている時 体は その状態の動かし方、使い方をします。
だから 意識の焦点と同時に 体の使い方も一緒に変えていく。
おなかが緩んでいる時 姿勢が崩れている時 体のパターンも出やすくなります。
アイシンの先生方が 「姫ちゃんは 忙しいくらいがちょうどいい ひまだとろくなこと考えない」ってよくいわれるんですが
忙しいというのは 単になんでもかんでも ばたばたしているのではなく
やるべきことにしっかりと意識を向けて集中できているということです。
そのためにも 目的を高く持って、、という
「その目標を達成するためにどういたらいいか」ということだけに視点集中させなさいということです。
つまりは 自分の意識の焦点を明確にして ぶれようがない状態にしておけば
体が持っているパターン(私の場合主に怒り)が 顔を出す時間もないでしょということ
そして すでに考えなくてもできることに関しては
体の記憶にまかせるのではなく、常に 今自分がしている行動に意識をもっていき
(洗い物をするなら 洗い物そのものに集中する)
自分のからだの記憶に 自分の人生を ゆだねるのではなく
常に意識(脳下垂体)を動かしている状態を作る。
これが 「今 ここ」をいきるということ。
綺麗ごとでもなんでもなく 日常の中の 実に地道なる努力の積み重ね。
この日常の地道な努力を嫌がる人は、外の何か(宗教や怪しいスピ、カリスマ的存在)にたよろうとします。別にそれがいけないことじゃなく「やっぱりそれは違うんだ」とわかるまで とことんやって そこから考えてください。
腰痛について・・・
8月上旬、新潟の水科さんが体のゆがみを指摘してくださったことや
アイシンの先生からも 体についていろいろ教えていただいたことがきっかけで、
体の動かし方のクセからも 腰痛が来ていることが分かりました。
ついつい心の持ち方ばかりに気を取られていましたが、
心の持ち方の結果が 体の症状
それでは 逆に体の使い方を意識して変えて
もちろん 心の持ち方にも意識を向けて(今この瞬間何を考えているか)
毎日を送ってみるという検証を実践中です。
この実践が少しずつ 効果を出していて
「やせたね」「足がきれいになったね」「姿勢がよくなってきたね」と言われました。おなかもかなりへこみまして(笑)
増加の一途をたどっていた 体重もずいぶん減りました。
心と体と思考の整合性を取る・・・
このことの実践を継続して また わかったこと(検証から導いたもの)があったら それを講座の中にワークとして生かしたり このブログでも 紹介したいと思います。
人間の仕組み まなべます。