姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

受け容れる=器を広げる

2022年08月15日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。



今日のテーマは
「受け容れる=器を広げる」です。

 

以前の記事で「受け入れる」と
「受け容れる」 の違いをお伝えしました。


受け容れることができると
不要な「情」をかけることなく
厳しいことも言えるようになります。

「受け容れる」とは 自分の器を広げること・・・

では、どうやって器を広げるのか?
今日は、そのお話です。

自分の器を広げるために必要なことの1つは
自分の中にある その人と同じ面に気づき
それを認めていくということです。


嫌だなと思う人、 
到底受け容れられないと感じる相手の姿には、
3通りの自分を見ることができます。


-------------------------------------

(1)自分の中にある同様の部分を 認めたくない。

(2)本当は(無意識レベルでは) 自分もやってみたいけど、
     
それができなかった。

(3)過去に同じようなことをした自分を否定している。

------------------------------------


しかし、多くの場合、「そんなはずはない!」
「私は、そんなことは絶対していない」 と、
意識の上では ものすごく反発します。

桑原もそうでした。

 かつて桑原は、「嫌い」「嫌だ」 のオンパレードの人間でした。
(今でもすべて手放したわけではありません)

たとえば、 今ではすでに「ネタ」になっている話題に
『電車で化粧する女に説教事件』 というのがあります。

「電車で化粧するとは何事だ」 といわんばかりに
当時の桑原は、電車で化粧する女に 直接小言を言ったり

付箋紙に「電車で化粧する女、撲滅キャンペーン実施中」
などと書いて化粧する女が持っている鏡に
貼りつけたりしていました。

・・・こわっ!(笑)

嫌いだから 間違っているから
怒りと嫌いの感情を乗せて 攻撃する。

その人のために・・ではなく
そんなことするあんたが嫌いなのよ。


ってやってました(笑)

そのことについて、ある時、波動の先生に
「自分がやりたいのよ」と言われたことがあります。

しかし、桑原は、すかさず師匠に
「私はそんな非常識なことはしません」
反発したことがあります。

師匠は笑っていました。

しかし、後でわかったのは
電車で化粧することがしたいというわけではなく

「人目も気にせず、自分がしたいことをする」
ということを自分で自分に制していたということ。


だから、本当は

--------------------------
うらやましい。 やりたい。
あんなふうに、人目を気にせず
自分がしたいことをする・・
でも、そんなことしちゃいけない
-----------------------------


という自分自身のビリーフだったんだと
気づきました。

電車で化粧することが
いいことだということではありません。

不思議なことに それ以来
電車で化粧する女に遭遇することが
ほとんどなくなりました。

もちろん、 時々は、今でもそんな方々に出会うこともあります。
しかし、 以前のように、
感情が強烈に動く ということはなくなりました。

「本当は人目を気にせず やりたい変性自我」の存在を認め
『あなたのための席だよ。いていいよ。』
と、その存在を認めて、その子の居場所(席)を
作ってあげることで、その子は、桑原の中で暴れなくなりました。

こうやって少しずつ、少しずつ
無意識に存在を認めていなかった自分を
認めて受け容れていく。

それを続けることで
その分、心の容量が広がります。

波動脳科学セルフアクセプトコースでも
お話をしているのですが
感情が触れるときは、自分に気づくチャンスです。

これに関する興味深い事例があります。

ある受講生さんが
アドバンスコースを受講された時のことです。

その受講生さんが
『感情を丸出しにして、感情の起伏が激しい同僚がいる。
どうしても許せない。』
と話してくれました。

ふだんあまり感情的にならない人なので
とても興味深く感じました。

そして、彼女と話をしているうちに
その受講生さんはあることに気づかれました。

『自分は、感情を出すことを避けていた。
周りに受け容れてもらうために 感情を押し殺していた。
だから、本当は 彼女のように、
もっともっと自分の感情を出したいのだ』


と気づかれました。

それを認めた後、
「その同僚が気にならなくなりました。
おまけに 3月で異動していきました。」
という報告を頂きました。

この事例でもわかるように
マイナス感情が動いた時、

相手の姿から自分を知る。
たとえ、その時はその感情に取り込まれたとしても
後からちょっと冷静になって

------------------------------
あらら そんな自分もいるんだ
-----------------------------


と認めていくこと。

自分の器を広げることの 一つは
そういう体験をしていくことでもあります。

この繰り返しです。

そのための誰かの支援は必要ですが
それは、現実からかけ離れたスピスピな力で
マイナス感情を取り除いてしまうこととは
全く違うんですね。

そんな力に頼ることがないにしても
知識やスキルでなんとかしようとすることでも
ありません。

高度な資格を持ったからと言って
できることでもありません。


知識を得ることは大切ですが、

一番大切なのは、ただただ、
自分の現実で玉ねぎの皮をはがすように
コツコツと日常の中で取り組んでいくことです。


本当に大切なことはシンプルで
世間が認める心理学や
資格の中にあるのではありません。

下手に心理学を学んだからとか
下手に資格を持っているからという方が
そこに執着するあまり、実践ができないということは
多々あります。

日常の中で 引っかかるたくさんの出来事を通して
自分自身を知る

本当に地道なことから始まります。

かくいう桑原も、まだまだ感情が動き
腹立たしく感じたり 悲しくなったり
いろんなことが起きています。

センターである自分の意志がぶっ飛んで
変性自我に取り込まれることもたくさんあります。

しかし、やらかした時こそが
次へのステップ。

やらかした自分を責めるより
また、自分のパターンに気づいた

認めたくなかった自分の姿を知った。
その繰り返しです。

そこにこそ、自分の中にある
「伸びしろ」を感じています。

それでは、今日も
素敵な1日を!

p.s.7月7日のyoutubeライブ
たくさんの方にご視聴いただきありがとうございました。
アーカイブはこちらで見れます!
https://youtu.be/If0lVvXcRNU

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年7月9日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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