姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

波動ワークとゲシュタルト療法の概念

2012年03月09日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー



 波動ワークの 荒島先生と小窪先生は 専門的に心理療法を学んだわけでもなく

 何とかセラピーみたいなものを学んだわけでもないです。

 基本的には整体師です。 

 荒島先生は古神道の研究もされたことがあるし、占いを学ばれたこともありますが

 宗教も占いも人を幸せにできないと分かって今の道を選択されました。 

 小窪先生は もともとSEです。

 頭が理系の方なので 現実で起きる現象を、すごく理論的に体系化していらっしゃいます。

 物理とか 量子学とか なんだかとにかく 私が苦手な理系のやつです。



 先生方の師匠さんという方から、今の波動整体の基本みたいなものを学ばれ

 それを 膨らませて いろいろな検証をしながら、今のワークショップの形を構築されました。



 なので 今でも 毎回 お会いするたびにワークが進化しています。



 2012年3月のワークでは

 これまで 交感神経優勢の状態で行ってきたワークを 副交感神経優勢の状態で行うことで

 これまで引き出すことがなかったさまざまなブレーキや本質的な課題を 掘り起こしていきます。


 私は 2月上旬に 東京の波動ワークで それを受けてきました。

 

 先生方のことだから 3月10日 11日のワークでは その時よりまたまた進化した 新しいワークをひっさげていらっしゃることでしょう・・・



 さて、タイトルの 「ゲシュタルト療法」

 ゲシュタルト療法と言えば フィリッツ・パールズ  



 最近 「そうか!」と気付いたのは 波動ワークのやり方とか概念が ゲシュタルト療法とよく似ているなということです。



 書籍を改めて読んでみると 「うわー」とおもうほどリンクしています。

 ただ、「体の声を聴く」というあたりで 多少の 違いを感じますが・・・・

 体の声については 波動ワークでは もっと深い意味があります・・・。(体の声を聴くことの有効性と危険性が背中合わせであることをより深く学びます)



 一番の 共通点は 

 「今 ここ この瞬間を生きる」という概念(実はこの概念は NLPを教えてくださった山崎啓支さんも とても大切にされていた概念です) 



 体はここにありながら 意識は思考は 過去に飛んだり 未来に飛んだり。 

 波動ワークでは 「過去にポイントすれば過去に戻り 未来にポイントすれば未来に行く

 人にポイントすればその人になる。

 今 ここ 自分を生きて 今ここを体験する」ことを大切にします。



 ゲシュタルト療法の「図」と「地」

 「図」は意識が今選んでいるもの 焦点を当てているもの 認識しているもの 「地」はそのために背景となっているもの 知覚しないもの

 波動では「表」と「裏(本音)」と表現します。

  本音を認めないまま 見ないままでは 解決にならない。

 見たくない本音を「何にすり替えているか」もしっかりとあぶりだされます。

  ごまかしきかないんですよね。波動ワークって。 

  場の中で 自分でも気づかない感情や思考のクセを 見せつけられる。

  本当は怒りがあるのに

  「ないもの」として生きていこうとする、

  あるいは きれいな言葉にすり替えて ウラを見ないように生きてもその反動が必ず現実で起きる。。。

  これも 実感できます。



 そして、ゲシュタルト療法には 9つの原則があります。

(1)今に生きること、過去や未来ではなく、現在に関心を持つこと。
 
 ※波動では、「ポイントしたところに 人間は簡単にとんでしまう。そして 今ここの状態が 時空を超えて 別のものに変わってしまう。過去にアクセスすると 過去の状態が現実で再現される」と考えます。



(2)今ここ に生きること、今、目の前に存在しているものだけを問題とする。そして目の前に存在しないものは取り扱わない。

  ※波動では 目の前にないことに心を奪われて 感情が動く人間のことを「妄想族」と呼びます。(笑)



(3)想像することをやめて、現実を体験すること。
  
  ※波動では、思考であれこれ考えるより 現実に足をつけて 目の前の現実をしっかりやる。現実を生きる大切さを学びます。



(4)不必要なことは考えないで、直接味わったり、見たりすること。

  ※波動では マイナスを考えるとマイナスをカタチにするといいます。嫌だと思うことを まずは少しずつでも体験して 行動することを大切にします。思考で分析ばかりするのではなく 決めたことを形になるまでやることを大切にします。達成のために出てくる嫌なこともただ、やる、という心の持ち方も大切にします。



(5)他人を操作したり惹起しない。言い訳したり自己を正当化したりせず、 自分の気持ちを率直に表現する

 ※波動でも 他人へのジャッジやさばきについては すべて自分に戻ってくるということを 体験します。



(6)楽しいことと同様、不愉快なことや苦痛に対しても身をゆだね、 それを経験すること
 
 ※波動でも 嫌いなことから逃げず ちゃんとむきあうことを学び、現実世界の中で体験することを課題にします。



(7)「.・・・すべきだ」 「・・・であるべきだ」という、自分以外の人から 発せられる命令を受け入れない。偶像礼拝をしない。
 
 ※波動では 自分自身で決めて動く 他人の情報を使うことをやめ 自分の意志で動くことを最優先にします。偶像初め 外に救いを求めないということを学びます。



(8)自分の行動、感情、思考については自分が全責任を負うこと。

 ※波動では、すべては 自分が発信源であることを ワークの中や 現実世界で体験することで 自分の人生を自分の足で歩いていくことを実生活の中で経験し、自分のものにしていきます。



(9)あるがままの自分を良しとし、それに徹すること。

 ※波動では 本当の意味での自己肯定感 本当の意味での「本来の自分」を 徹底的に学び 実生活で生かしていきます。




 このように、波動ワークで学ぶ内容は 本当にゲシュタルト療法とよく似ています。

 ただ、ゲシュタルト療法のように

 決められたスキルがあるわけではなく その場その場で 

 受講生のことばを切り口に 次々に ワークが作り出されるというのが 一般の心理療法と違う所です。



 つまり スキルを学ぶ場ではないということです。

 しかし、自分の問題を投入したり 同じ場にいる人の問題を相手役等をしたり

 あるいは みんなで見ている中で自分の問題とリンクしていることに気付いたり・・というやり方で 

 人間そのものの理解 人生そのものの理解を深めていくことで 

 その気づきが すべて 職種は違えど 自分の仕事や人生に生かせるということが特徴です。



 ワークの場だけで 気持ちが癒されたり 何かが解決するということではなく 

 そこから自分の現実に戻って、学んだことをどれくらい現実で

 意思を持ってやることができるか?

 やった人は 必ず 変化が起きます。

 不思議世界の何かをやるわけじゃなく 自分以外の何かを使ったり、

 使ってもらって 記憶をクリアにしたりするということは 私たちが肉体を持ってきた意味を 否定することでもあります。


 自分の身体を使ってやらなければならないことを ○○ヒーリングなどで ごまかして 幸せになった気分になるというやり方は 波動では行いません。

ただ 世の中には そうやって自分の問題を 消してしまおうとする人は多いです。


 それはそれで よいでしょう。

 とことんやって 「やっぱおかしいわ」って気づくまでやらなきゃわかんないし。


 私も 昔は 何か不思議なチカラで この苦しみを取りたいとか 

 これさえすれば 一発で苦しみ解消みたいなものがあればそれにすがりたいって思って

 ふらふらしていた時期がありました。


 
 でも それは何も解決ではなく、すべてのことが自分が発信源で、だれのせいでもなく、

 誰かがそれを取り除くではない 自分が蒔いた種は自分で刈るのだということ(当たり前のことですが)を

 荒島 小窪両先生から 徹底的に叩き込まれました。(過去形ですが現在も進行形)



 どんなきれいな セッションも スピリチュアルも 必要ありません。

 すべて自分で できるのだということを 自分の人生と自分自身を通して 生きるということを知る。

 それが 波動ワークかなって思っています。


 名古屋波動ワークは、年5回開催しています。


 笑いながら 泣きながら ビックリしながらの ワークショップです。

 


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