姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

グループ構成の絶妙さと授業構成シートの重要性を感じました。

2019年09月18日 | 保健室コーチング

【HMレジリエンスコーチ養成コース3期2講 感想① T先生 千葉から参加】

 

※このコースは保健室コーチングで学んできた「生きる力を育てる教育的アプローチ」の脳科学理論を、授業として子どもたちに伝えていくための上級コースです。

 

1. グループ構成の絶妙さ

第2講では、行動コミュニケーション学の利き脳による色分け(赤・青・黄・緑―私の場合は、左脳インプット・左脳アウトプットの青)によるグループ構成をされました。

それぞれの色を均等に班員に取り入れた構成でした。

素早く行動する赤のタイプが、話合いの口火を切り、青のタイプが計画して仕切り、黄色のタイプが全体を見渡してバランスを取り、緑が天才的ひらめきの発言をするなど、妙のバランスで話合いやグループでの授業案づくりをすることができ、心地よく学ぶことができました。

それぞれの特性を生かすと、物事がスムーズに行くのを体験できたので、職場や養護教諭の研修会でも、取り入れようと思いました。

 

2. 授業構成は、ターゲットを絞る

また第2講では、実践的な授業案づくりをしました。

まず、保健室コーチングで学んだことを振り返り、落ち込みが激しい子どもやスムーズな立ち直りができない子ども、体験が生かせない子どものレジリエンスを高めるために、授業で指導するとしたら、どのようなことを題材にしていくのか、今まで学んできた知識や方法(ワークなど)をどのように取り入れ、展開していくのかを考えました。

最初に、具体的な子どもの様子を思い浮かべ、授業構成シートを作成しました。

私は、この構成シートがとても重要だと気づきました。

授業のターゲットを絞る。

もちろん、学級や学年など、集団を対象にする授業なのですが、的を絞った方がブレないと思いました。

授業構成シートで「この子に、このことを伝えたい、または気づかせたい」といった、授業者の思いをグループ内で聞き取ってもらいながら、授業構成シートを完成させると、授業の土台ができていきました。そして、授業案づくりがテンポ良く進んでいきました。

これまで、マッピングによる指導案は作っていました。しかし、これからは、授業構成シートを必ず行作成してから、具体的な指導案を作る習慣にしていきます。

 

3. シンプル is ベスト

養護教諭は、毎時間授業を持っている訳ではありません。

機会をもらうと、せっかく集団に授業をするのだから、あの子にもこの子にも伝えられる話をしようと思い、焦点がいくつも出てきて、盛りだくさんになります。

そうすると却って、何を伝えたかったのかわからない授業になるのだと、考えさせられました。

授業内で、ワークを取り入れ、学んできた知識を子どもたちに伝授したいという気持ちは、たくさんありますが、盛り込みすぎず、そぎ落とすくらいがちょうど良いと、グループ内での話合いでも出されました。

「シンプル is ベスト」を心がけていきます。

授業に余裕のあるくらいの方が、授業者も楽ですし、まとめまで行かなくても、結果的に子どもたちに投げかけで終わる方が、空白が生まれ、考えを継続してもらえると思います。

何よりも、授業者の体験などを入れて、楽しく授業をしたいと思いました。

 

今回も実り多い、3日間で、時間があっという間に過ぎたという感想です。

 

 

 

 



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