姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

アドバンスコース最終章・・・負の体験が最大のリソース

2011年11月13日 | 保健室コーチング

 

    



 いよいよ 保健室コーチングアドバンス名古屋2期 最終日となりました。

 今日は 前日にやった タイムラインの復習(タイムラインのシフト、3つの未来、ビジョンタイムラインミニ)をし、

 さらに ビジョンタイムラインに 挑戦です。基本的には このワーク自体は 保健室で使うためにお伝えするのではなく、受講生さん自身のアウトカム(夢や願い)の実現のために活用します。

 今、なりたいと思っていること 実現したいと思っていることを テーマに タイムラインを歩き 過去の自信と未来の希望をつなぐ ワークです。

 希望を未来から持ち帰るだけでなく 過去にあるリソースを探しに行きます。これは過去から自信を現在に持ち込むということです。

  意識でわかっているリソースではなく 無意識・潜在意識がもっている深い記憶をたどります。
 
 過去へのタイムラインを歩く際に 意識で「あのときのあの体験はリソースフルだった」とわかっているものももちろん有効なのですが、実は意識では忘れていて無意識の中に眠っているものがよりパワフルなリソースとなります。

  未来に進むタイムラインは ガイドがクライアントの様子を見ながら 誘導しますが、過去の体験を探しに行くのは クライアントの感覚にゆだねます。ここが ガイドとクライアントの信頼関係が絶対必要なところです。

 今回も すごいリソースとつながり、それをもって未来に行ったクライアントの表情が全く違ったものになっているということを、参加者がまのあたりにしました。

 過去に向かって 3つのリソースにアクセスするのですが、やはり 年齢が下がるほど、強烈なインパクトの体験となります。

 ある方は とても貧しいと思っていたころの体験にアクセスし、その体験は実は本当の豊かさであったことを体験されました。そして、そのころ、祖母とのかかわりの中で体験したことが今自分がやっていることの原点であることを改めて認識されました。本当にすばらしいリソースを 今に持ち帰り、それを持って未来へ向かい夢の実現を体験されました。

 また ある受講生さんは 自分が純粋に人と寄り添うことを体験した その過去につながり、養護教諭としての原点であったことを思い出されました。そのリソースを持って未来を体験された時、もう、「実現して当たり前」の感覚として体に落とし込んでいらっしゃいました。ワークが終わった後の 瞳の輝きが 倍増しているのを 他の受講生さんも感じていらっしゃいました。

 ある受講生さんは 過去の3つ目のリソースにふれた時、苦しさの余り 号泣してしまいました。リソースを探しに行ったはずがどうして「苦しい記憶」にアクセスしたのでしょう?

 意識でわかっているリソースにアクセスした場合には絶対に起きない現象です。

 自分のことを強烈に否定してしまった 体験にアクセスしたようです。

 どうして???

 深い 深いレベルで 本当に人間は 知っているのです。

 わかったことは その体験をした幼い自分が、判断能力も人生の経験値も少ない中で 感覚的に決めてしまった非常にコアに近いビリーだったこと。

  「私は 変なんだ」 

 それは 幼い自分がした 言葉にならないレベルの深い「思いこみ」
それによって 長年にわたって強化してきた 「ビリーフ」でした。

 本当に不思議なのですが、彼女の体験への意味づけを聞いていた 他の受講生さんが

 ご自身に同じような体験があり、そのことについて 親から説明を受けて初めて「大丈夫だったんだ」と納得したことがある・・・とシェアしてくれました。

 それを聞いて、自分がその体験に貼り付けた意味によって ずっとそのことが自分の人生に影響を与えてきたのだということを 理解されました。

 そこに向き合うことができ、新たな意味とつなげたことで

 これからの 現実に いろいろな変化が起きてくることと思います。

 今回の 彼女の達成テーマのために 潜在意識が 

 やっとこのビリーフと向き合う時が来たんだよと 教えてくれたのでしょう。

 このビリーフが体の記憶から 少しずつ 抜けていくにつれて 

 より明確な 未来が彼女に見えてくることでしょう。

 アドバンスコースは 半端じゃないです。

 保健室で活用できるスキルとともに ご自身の内面とむきあっていきます。

 そうした コースの中では

 以前の私だったら とても対応できなかったような事象が コースの中で

 どんどん起きてきます。

 それに対して 講師として、知識ではなく 直感で対応できるようになったのは 

 やはり 波動ワークで人間のより深い部分を理解できるようになったからだな・・・と確信した 最終講でした。


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