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2012 7/8の拝観報告7(志明院)


写真は、志明院の書院から見た庭園

上賀茂神社を出て市内中心部に戻・・・らずに、賀茂川右岸を北上し、市内から離れていきます。

どんどん離れていきます。以前から行きたかったところへひた走ります。

府道61号線を遭難したかと思うぐらい走ると、突き当りに”志明院”があります。
市内からだと1時間は必要でしょう。

ここも以前からの念願の場所で、今回やっと来られました。
この日、自転車を併用してまで時間を切り詰めたのは、単にここに来たかったからです。

歌舞伎の”鳴神”の舞台として、鴨川の源流として有名です。

山の中なので、もちろん”涼しい”。
そしてほとんど誰も来ない。

鴨川の源流沿いの参道の階段は苔生し、湿度の高いひんやり感、マイナスイオンが充満している感じです。

例の岩屋も”これがあの!”という風格。

帰りは書院でお抹茶と水ようかんを頂きました。

またここが風が通って涼しく、目の前はこの写真の景色と清流の音だけが聞こえます。

時間が止まります・・・
すべてを忘れます・・・
そよぐ風、清流のせせらぎ、自分・・・。

将来是非成人した子供を連れて志明院に来たいと思いました。

誘い文句は「暑いし、涼みに行こか」です。

そんな風流なオヤジになって、昔父が”お寺の日”に何をしていたかを教えてやります(笑)。

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伏見稲荷大社4 特別拝観1 荷田春満旧宅(伏見散策14)


写真は、北庭

楼門を潜った右手に荷田春満旧宅が、左隣に東丸神社、さらに左奥にお茶屋があります。

2011年に大幅に修繕され、通常は非公開ですが2012年の”京の夏の旅”、2014春や2015年春の非公開文化財特別公開で内部が公開されました。
門を入り、お茶屋も含めた拝観料800円を納めます。

前庭から玄関を進み、書院に入ります。
内部は平屋の6畳2間の書院式で、花頭窓、違い棚や二段の袋戸などがあります。
もちろん本来は襖で隔てられていますが、公開時は外されています。
左右に縁側があり、右手が北庭、左手が南庭です。
本来は北庭しかなく、現在の南庭の部分には元々は母屋あったそうです。

両方の庭とも枯山水庭園です。
南庭はきれいな苔に白砂が映え、訪問当時は桔梗が少し咲いていました。
またもみじもあったので、秋はきれいなのでしょう(公開予定はないですが)。

北庭は元からあった庭園です。
ここに庭園を造りたくなる気持ちは分かります。
庭の背後には朱塗りの楼門、舞殿があります。
苔と松の緑、白砂の白、楼門の朱、非常にきれいなコントラストです。

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