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2012 夏 京都市文化観光資源保護財団 会員事業


写真は、ウェスティン都ホテルの佳水園

僕の所属している京都市文化観光資源保護財団の会員事業です。

今回観賞系のは4つでした。

1.火の祭礼「広河原松上げ」行事 特別鑑賞 8/24 17:00~23:30 参加費1000円
広河原は花背のさらに奥ですので、行くにも一苦労です。
ちなみに昨日の峰定寺よりまだ奥です。
それをバスで連れて行ってくれるのですから、不慣れな方にはいいでしょう。

2.重陽の神事「上賀茂神社 烏相撲」行事 特別鑑賞 9/9 10:30~13:00 無料
社殿の案内もあるようです。
まあ個人でも行けそうな気もします。

3.近代和風名建築 都ホテル「佳水園」と名勝庭園 特別鑑賞 10/30 13:00~15:30 無料
普段でも都ホテルに入れば観賞できる庭園です。
しかしちゃんとした解説が聞けるのがいいですね。
僕はこれを申し込みました。

4.「時代祭」行列観覧席ご招待 京都御苑内特設席 10/22 無料
今年は平日・・・あまり魅力的ではなかったです。

以上の中から、会員は行きたいものを8/1までに自己申告します。
一応定員はありますが、大抵全員行けることが多いです。

京都文化観光資源保護財団の活動に興味がある方、参考にしてみてください。

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清流亭1 残月の間(南禅寺別荘群散策6)


写真は、清流亭の正門と母屋

大正天皇の御大展(即位式)の際に、東郷平八郎の宿舎となりました。
その際に東郷が「清流亭」と命名してからそう呼ばれるようになったそうです。

玄関の正面に立つと右手に母屋、右正面に正門、左手に寄付および腰掛があります。
まず母屋に入ります。
母屋は昭和に便宜上増築されたものです。
4畳の玄関間、その右手に縦に12.5畳間が2つ並んでいます。
玄関間の奥は廊下を挟んで8畳間があります。
廊下を左手に進むと。また広間が4つ田の字にあります。
廊下から向かって右手前が琵琶床のある13.5畳、右手奥が10畳間、左手には12.5畳間が縦に並んでいます。
12.5畳間の左手には6畳の梅の間があります。
梅の間は隣の12.5畳間とは平行でないので、入口の床に細長い台形の中板があります。
天井も平行ではなくなるので、その上だけ斜めに傾斜した天井になって距離を調整していました。

母屋の奥は中庭を挟んで右手に七畳の間が、左手に廊下があります。
これをつなぐクランクの廊下も直線部分の天井は船底で、クランク部分だけ傘天井になっています。

右手の七畳の間は下がり壁を挟んで奥は船底天井、手前は竿縁天井で竿の部分だけ敢えて整形せずに自然木のままになっていました。

次に左手の長い廊下を進みます。
廊下の先には書院の残月の間があります。
残月は不審菴の写しで2畳の上段の間が特徴的ですが、細部の意匠は異なります。
欄間は扇絵の欄間で、透かし彫りの扇が横に連なった意匠です。





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