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清水寺 成就院の拝観案内(2012 京の夏の旅6)


写真は、参道の石仏群

清水寺の塔頭である成就院の庭園が、通称”月の庭”が公開されさます。
例年春と秋に定期的に公開されているので、今回だけといったレアさはないです(今秋は11/17~12/2)。
秋には同時に夜間拝観もあります。

概要
期間:7/7~9/2 7/23(月)は拝観休止。
時間:10:00~16:00
拝観料:600円

案内
そもそもは室町時代の相阿弥の作で小堀遠州(孤篷庵で有名)が補修したとも、松永貞徳(妙満寺 雪の庭で有名)の作とも云われています。
高台寺山を借景にした池泉回遊式庭園です。
詳細は、本編を参照してください。
ちなみに庭園の撮影は禁止です。
「成就院が公開」というよりも、「この時期に清水寺に行けば成就院も拝観出来ます」という捉え方の方がいいでしょう。

豆知識
・雪月花の3名園
清水寺の成就院は、月の庭でした。
この他にも、雪の庭、花の庭があったのです。

花の庭は北野の成就院にあったそうですが、残念ながら現在はありません。

雪の庭は現在、岩倉の妙満寺にあります。
室町時代には烏丸五条周辺にあったのですが、応仁の乱や天文法華の乱で焼失。
その後、秀吉の命令で寺町二条へ移転しました。
都市化に伴い、昭和43年に現在の岩倉に移転されました。
当初は妙満寺塔頭のこれまた成就院にあったものを、復刻したものです。

アクセス
清水寺までは、清水寺1 アクセスを参照してください。

楼門を潜っても行けますが、この左手の坂を登ります。
すぐ右手に無数の石仏群があります。
これを超えると正面に池があります。
この池の左手に成就院があります。

また楼門を潜った場合、順路に沿って轟門の前まで行きます。
轟門から本堂には入らず、この前で左折して階段を下りた正面に成就院があります。

近くのおすすめ
今回は万人におすすめ出来るところではないです。
昨日の豆知識の”清閑寺陵”に興味があれば、清閑寺はここまでくれば比較的近いです。
といっても清水寺から徒歩15分はあり、お寺自体は小さいです。
阿弥陀堂の奥にある子安塔を過ぎてさらに奥にあります。

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左サイドバーにあります。
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清閑寺

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写真は、清閑寺の本堂

清閑寺(せいかんじ)には、高倉天皇の愛妾 小督局(こごうのつぼね)のお墓があります。

場所は国道1号線から将軍塚(大師堂など)に行く途中にあります。
清水寺を越えて国道1号線の高架の上を走ります。
やがて東山トンネルが見えますが、その手前で左折します。
将軍塚の案内があります。
へアピンカーブ2つ目の突き当りに清閑寺があります。
ただしちゃんとした駐車場がないので、行きたければ清水寺あたりからタクシーがいいでしょう。

徒歩の場合は、2つアクセスがあります。
1つ目は清水寺を経由する方法で、阿弥陀堂の奥にある子安塔を過ぎてさらに奥にあります。
2つ目は東大路馬町から行く方法です。
東大路通馬町から渋谷通りへ入り坂を登ります。
やがて国道1号線をまたぐ歩行者専用地下道があるので、これをくぐります。
くぐって右手の“京都一周トレイル”の案内を先を左手に折れた突き当たりの石段を登ると目の前が清閑寺です。
どちらも徒歩で20分ぐらいです。

拝観は志納です。
まず石段を登ると正面に清閑寺陵として、六条天皇陵と高倉天皇陵があります。
この前を通過し右の石段を登ると山門があります。

山門をくぐった左手前方に本堂がありますが、通常お堂は閉まっています。

左手には鐘楼があります。
この背後高台に西郷隆盛と月照が倒幕の密談をしたとされる茶室“郭公亭”があったそうですが、1991年に解体されました。
右手には小督局の宝筺院塔や要石があり、高台からの眺めがいいです。

本尊御開帳
毎年8月の第2日曜日に本尊の十一面観音像を御開帳しておられます。
事前に予約して欲しいそうです。
本堂に入ると内陣中央に菅原道真が梅の木から作ったとされる本尊の十一面観音像がお祀りされています。
右手には不動三明王像、左手には大日如来像がお祀りされています。
右手の脇壇には弘法大師像、左手の脇壇には開基の紹継法師像がお祀りされていました。

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