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2018 7/7の拝観報告(京都国立近代美術館 横山大観展)


写真は、外観

この週の初めからの豪雨で西日本が大変な状況になりました。
7/7(土)はちょうどその雨が午後から止みかけてきたころでした。

京都国立近代美術館では6/8~7/22まで、横山大観展が開催されています。
前期と後期の2回や、生々流転の展示替え毎に3回行くほどの気合はなく(笑)、どこかで1回行くつもりでした。

ではいつにするか。
そこで僕が高校生からの思いが関連してきます。

僕は高校時代、日本史選択でした。
その高校の資料集の写真に、横山大観の作品の写真が載っていました。
それがすごく印象的で、横山大観という名前とともにずっと記憶に残っていました。

その作品こそが、屈原でした。

なので、行くならもう絶対に後期でした。

では後期7/3~7/22のどこにしようとなりますが、そこは無我や重文の瀟湘八景が7/3~7/8までですので、7/7or7/8の週末に決めました。

7/7は朝から雨。
午前中は長男くんの勉強の質問受けをしたり、長男の邪魔にならないように次男と遊んだりしていました。
昼食後の13:00過ぎに自宅を出て、13:35頃に京都国立近代美術館に着きました。

当日現地でシヲさんから柳谷観音楊谷寺の新しい由緒書きを頂きました。
ちょいちょい由緒書きがマイナーチェンジしていたりするので、既訪の寺院もたまには行かないといけませんね(笑)。
シヲさん、ありがとうございとうございました。

さて館内に入ります。
行かれた方はご存じでしょう。
入ってすぐにあるのが、

・屈原(嚴島神社 後期)
僕的には楽しみにしていた屈原がすぐにあったので、ほぼ出オチ!?の状況w
いや他にも素晴らしい作品があるので大丈夫です(笑)。

画の大きさは予想していたぐらい。
逆風に向かって仁王立ちの屈原。
表情といい迫力満点でした。
鳥が2羽描かれているのには、今回初めて気付きました。
いや、観れてよかったです。

・無我(東京国立博物館 7/3~7/8)
こちらも有名ですね。
期間が短いので、貴重です。
子供の表情がポイントですね。

・瀑布(ナイヤガラの滝・万里の長城)(佐野東石美術館 6/8~7/8)
たしかに金屏風にこの画題で描こうと思うのが奇抜ですね。
そしてまた・・・上手いのか分からないところもポイントです(笑)。

・山茶花と栗鼠(セゾン現代美術館 6/8~7/8)
解説にもありましたが、栗鼠の目ですね。
なにかもの言いたげな感じが愛らしいですね。
山茶花など植物の描写は、他の作品もきれいですね。

・瀟湘八景(重文 東京国立博物館 7/3~7/8)
瀟湘八景図というとお寺の襖絵を思い出しますよね。
遠景で山や海が霞んでみえているイメージ。
しかしこちらは8幅の掛け軸で、それぞれが近景で、しかもそれぞれのタッチで描かれていました。

・生々流転(重文 東京国立近代美術館 6/8~6/24、 6/26~7/8、 7/10~7/22)
下書きも展示されていましたが、構想から丁寧に計画して描かれたんでしょうね。
水の来し方、行く末を中心に1日の流れ、さらには四季が描かれていると。
今回は中1/3でしたが、確かに最初から最後まで順に眺めたくなる画ですね。

・群青富士(静岡県立美術館 後期)
大観はたくさん富士山を描いていますが、こちらは有名でしょう。
思い切った構図に色使い。
メチャクチャ印象に残ります。

恐らく「普通はこう」とか、そういうのどうでもいい人だったんでしょう。
常識から外れることに恐れがないと、芸術の世界では強いんでしょうね。
でも日常生活で隣にいたら、タイヘンそうですが(笑)。

14:45頃まで堪能して、帰宅しました。

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