goo

なかの邸(中野家住宅)



写真は、主屋の座敷。

なかの邸は旧西国街道沿い、長岡京市にある江戸末期の酒屋を改修したお店で、主屋、茶室、土蔵は国の登録有形文化財です。

アクセス
阪急電車の西山天王山駅で下車し、東改札口から出ます。
目の前にロータリーがあるので、その左手前方に進みます。
約150mで、調子八角の交差点に来るので、その交差点の対角側に渡ります。
対角側の角の右手に、細い道(旧西国街道)があるので、そこへ左折して進みます。
そこから約250m進んだ先、交差点の右前方の角に、なかの邸があります。

なかの邸は耐震補強の工事を終え、2019年7月からお酒とおばんざいの店として、18:00~22:00まで営業することとなりました。
その営業の前に、6/5~6/8の10:00~16:00に内部が無料で公開されました。

主屋と土蔵は江戸末期、茶室は戦後に増築されました。

主屋は旧西国街道に面しており、切妻造桟瓦葺、2階には漆喰を塗り込められ、虫籠窓があります。
玄関を入ると土間になっており、左手から上がります。
最初に玄関間の3畳間があり、その奥正面に6畳間
そしてその右手に6畳間と床の間と付書院がある8畳間がならび併せて20畳です。

主屋の奥には庭園があり、その庭園の右手奥に茶室の皎庵(こうあん)があります。
土蔵は主屋と茶室をつなぐ間にありますが、非公開のエリアです。

皎庵は4畳半に台目床、天井は3段の網代になっており、軒裏には割竹が使用されています。小間の奥には水屋があります。
数寄屋大工 北村傳兵衛が手掛けた現存する希少な茶室です。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )