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2025 2/1の拝観報告6 最終(細見美術館 古香庵サロン 「源氏も♡伊勢も!物語絵を紐解く」第4回「琳派と物語絵」)

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写真は、3階の古香庵。

 京都幽玄を出て、シェアサイクルで東大路通を北上します。
 14:50頃にやって来たのが、細見美術館です。
この日は15:30から古香庵サロン 「源氏も♡伊勢も!物語絵を紐解く」 第4回「琳派と物語絵」がありました。
参加費は4,500円で15名ほど参加しておられました。

細見美術館の展示ももれなく大河ドラマの影響を受けるようで、昨年は源氏物語から伊勢物語などの物語絵をテーマにしておられました。
その最後のサロンが今回。
今回は物語絵と琳派の関わりでした。

サロンは15:30からなので、先に展示を見ています。
展示では俵屋宗達→尾形光琳→酒井抱一→鈴木其一の流れのその後のほぼ幕末あたりの琳派の作品を展示していました。

15:30から3階の茶室 古香庵にて上席研究員の岡野智子氏の講義がありました。
僕は知らなかったのですが、伊勢物語は江戸初期に木活字の嵯峨本が大量に作られるようになってメチャメチャ流布されます。
そのため嵯峨本の中の49場面ある挿絵が、多くの読者のイメージとして付いたようです。
しかし琳派の方々はそこを乗り越えてくるんですよね。
自分たちで場面場面の絵を描いちゃう。
しかも挿絵の方は人+景色で描いているのに、もう人なしで分からせちゃう。
例えば「燕子花図屏風」。
群生する燕子花だけで、観ている人が東下りの八つ橋がモチーフって分かる。
しかも別の見方をすれば、普通に花草図とも観れる。

などのお話を伺って、床の間に掛けられた鈴木守一の業平東下り図を近くで拝見しました。

最後には節分なので末富の追儺の主菓子(赤いきんとんに白いお豆と角2つw)とお薄を戴き、17:00過ぎに終了しました。

物語絵は積極的に興味を持ちにくい分野だったので、少しでも知識が増してよかったです。

この日はこれで帰宅しました。

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