今日九月四日は語呂合わせから「鯨の日」。地球上でもっとも大きい生物シロナガスクジラの体長は、新幹線車両一両分に相当するそうです。鯨が哺乳類であることは小学校で習いますが、今年高校受験の年を迎えた長男は小さいころ非常に生物に興味があって、魚図鑑をよく読んでいました。五年ほど前でしょうか、南紀白浜に旅した際、大地くじらの博物館まで足を運んだことは良い思い出です。
海のギャングとも称されるシャチは、非常に頭もよく、群れをつくって自分よりも身体が数倍大きい鯨を狩ることで知られています。数年前NHKでシャチが鯨を狩る様子をドキュメンタリー番組で放送していました。
シャチは群れをなして一頭の鯨を囲み時間をかけて急所を突きながら鯨の体力を奪っていきます。
その様子が「鯨に鯱(しゃちほこ)」ということばを生んだそうです。集団で執拗にまとわりつき、付きまとって害を与えること。また転じて付きまとって離れないことのたとえをさします。
いつ生まれた言葉かわかりませんが、NHKの番組を思い出し、リアルな鯱の強さを思い出した次第です。
大きくとも穏やかな鯨が好きな我が家でした。