皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

師走の医療機関から

2024-12-25 10:58:27 | 生活

病院も含めて医療機関の多くが予約制度をとっている。これだけ高齢化が進み医療需要が高まってきているのだから当然だろう。医療提供側も運営に支障がないように、受付時間内に対応できる人数を調整しなければ窓口自体がパンクする。原状ネットではなく、電話予約が一般的だ。ただし患者側からすると繋がらなかった時の不安感は大きい。

今月始めから咳が出続けて3週間。左胸も痛みだしていよいよ仕事にならない状況となって、昨日呼吸器内科の先生の検査の予約が取れた。予約時間に来院すると待ち時間の目安もでている。ただし検査待ちの時間には待合室は半分以外に減っているのを見ると、患者の心理もなんとなく理解できる。
早く楽になりたい
やはり身体の辛さからは早く逃れたいのだ。

いずれにせよ身は滅ぶのが道理。終着地を見つめひとつひとつことを進めていかなければならないと改めて思う。
今現在レントゲン検査の結果を待っている。また増えてきた待合室の患者の多くはスマートフォンを見ている。受付の事務職の人は電話対応も続き忙しそうだ。診察室では先生とご高齢の患者さんが、「また来年お会いしましょう」と年末の挨拶を交わしている。
なかなか忙しくしこうした日々感じたことをブログに記すこともままならなかった。
ブログの世界に戻り身体をいたわることの大切さを改めて感じている。


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落とし物が戻ってきて

2024-08-22 10:15:13 | 生活

先日長男の通う高校からメールが入り、学生証が警察に届けられているの取りにいくようにとのことでした。聞くと通学途中に落として気づかなかったそうです。実は今回二回目。中学校の学生証もおとしたことがあり、その時もここ熊谷警察署にから受け取っています。

昼時の休憩時間にもかかわらず対応していただき申し訳なく思いましたが、12時過ぎの警察署内はさすがに閑散としていました。私たち以外にも一組落とし物の受け取りにきていました。

一般的に日本では拾得物の返還率が非常に高いと言います。財布、携帯電話、などの資産価値のあるものほど実は高いようです。そこには困った時はお互い様という日本の伝統的価値観が反映されているといいます。

一方で被災地の空き家に窃盗が入るなど、実際には日本人の道徳が高いとは言えない側面もあるようです。

拾得物に関しては、日本の交番制度が大きく貢献しているといいます。例え小銭でも落とし物を届ければ社会規範に基づき(法的根拠もあり)、警察官(交番のおまわりさん)がしっかり対応する制度が確率しているためであるといいます。日本の交番制度が治安を維持する重要な役割を担うとして諸外国も見習っていることを聞いたことがあります。

小さな問題でもきちんと対処し、倫理観に基づき職務を遂行する制度。まさに『公(おおやけ))」の最後の砦となっているのでしょう。

 

 

それともうひとつ。集団では助け合うが、個人では道にそれる人の心理。

個と公。尊重すべきバランスを取ることは難しく、人間の永遠の課題のようです。

また取得物のお礼は不要とのことでしたが、秩父鉄道宛にお礼のメールを打ちました。

ぜひ公共の施設が安心して利用できる社会が続くことを願います。

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桜を待つ気持ち

2024-03-11 11:57:32 | 生活
勤務地が蓮田になって一年が経ちます。ちょうど桜が蕾の頃でした。西城沼公園の様子を見にきています。毎日のようにこの公園の脇を通りますが、歩く機会はなかなかありません。

市役所からほど近く、天気の良い日曜日には多くの市民が集う場所なのでしょう。
北埼玉と比べまだクビカアカミキリの被害が少ないようです。もう二週間もすれば色鮮やかな桜色が広がるようです。

花咲く時を待つ間、穏やかな日々を過ごします。卒業式を無事に迎えられれるように願っています。



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春が待っている

2024-01-23 23:12:17 | 生活

市内を歩くと所々梅の花が咲いています。ここは清善寺。大寒を過ぎて立春が近づいています。

春を待つ人の心は穏やかで、厳しい寒さを忘れさせます。空の青と花の色が対をなしていっそう際立つようです。

こちらは昨日訪れた横浜市緑区の梅の様子です。渋谷から三十分ですが田園都市線沿いの町並みは見る限り美しく、都会の印象を今でも受けます。
三十年ぶりに大学のたまプラーザキャンパスまで足を伸ばしました。外観が新しくなっていましたので当時の雰囲気とはまた違った印象ですが、1990年代バブルが終わったあとも団塊ジュニア世代がこぞって大学を目指した頃で多くの大学が埼玉千葉神奈川の東京郊外にキャンパスを増やしていました。

子供の数が減るとわかっていたのに大学の数を増やしていたのはなぜなのでしょう。やはり教育の産業化ということだったのでしょうか。
大学が社会的に必要とされるには適正な規模と適度な競争力を保ちながら、研究や教育的成果を発信していくことなのでしょう。
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朝顔の咲く暮らし

2023-09-22 22:23:01 | 生活

朝顔に つるべ取られて もらい水
井戸に水を汲みに行ったところ朝顔の蔓がつるべに巻き付いているので、とってしまうのはかわいそうななので、お隣まで水をもらいにいくことにしました。
江戸時代の俳人である加賀千代女の美しい俳句は日本人と朝顔の関係を表す名句として知られます。せっかく咲いた朝顔の花をあわれに思う気持ちが滲み出ています。私が子供の頃(昭和50年代)すでに水道が整備されていますが、井戸水も残っていて『水を汲む』ということがどういうことだか実際にわかります。

朝顔の種を日本に持ち込んだのは遣唐使だそうです。奈良時代末期のことですが、平安時代になってから入ったとも言われ、その場合朝顔と呼ばれていた花は桔梗を指すそうです。

夏の花の印象がありますが俳句の季語としては秋の季語になります。

毎年自宅と神社境内の境の垣根に朝顔の種を撒きますが、秋の彼岸を迎えて美しい花を咲かせています。残暑も厳しい中で、爽やかな朝顔の花が境内に咲くことで美しい彩りを与えているようです。
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