皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

浅き川も深く渡れ

2025-01-21 21:25:31 | 先人の教えに導かれ

浅く見える川でも深い川だと思って慎重にわたりなさい。注意深く行動しなさいとの教え。

『石橋を叩いてわたる』の方がよく知られているようですが、冒険家の星野道夫氏が大事にしていた言葉だそうです。簡単そうになことでも油断せず気を引き締めて行動せよということでしょうか。

星野道夫さんは1952年生まれの写真家、冒険家。慶応大学卒在学中から探検部で活動。世界各地を旅し写真や紀行文を執筆している。

1996年TBSテレビ『どうぶつ奇想天外』での取材中ロシアのカムチャッカ半島滞在中テントで熊に襲われなくなっている。享年43歳。多くの写真集や随筆を残している。

浅き川も深く渡れ

凡事徹底に通じる時代を越えた素晴らしい言葉だと感じています。

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知者は惑わず勇者は畏れず

2025-01-12 06:44:02 | 先人の教えに導かれ

知者は惑わず勇者は慴れずは『論語』に記された孔子の言葉

道理に通じた人は物事をなすに当たって迷いなく判断できる。勇気のある人はどのような事態にも臆することはないとの教え。孔子自信が君子像を簡潔に表したものと伝わります。

知識と行動力は背あわせ、または車輪の両輪のように、あわせ持つことでことが進むことを伝えているのでしょうか。

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千里の行も一歩より起こる

2025-01-02 23:33:14 | 先人の教えに導かれ

本殿前の御神木は平成四年頃に植えていただいた榧の木です。当時高校生だった私は枯れてしまった先代のご神木である春日杉のことも覚えています。令和となった現在の姿を当時思い知ることはできませんでした。

千里の道も一歩からは『老子』から生じたことわざで中国語で千里之行始于足下と書きます。

一里は約400メートル。400㎞の長い道のりもまず最初の一歩から始まるといふことになります。老子の中の文によれば大木も毛先ほどの芽から成長し、千里の道も一歩より始まるとあるそうです。元々は大きなトラブルも最初の段階では対処しやすいとの意味合いだったそうですが、いつしか前向きな事業の始まりのことを指すようになりました。365日の積み重ねも正月の過ごし方から始まると思い今こうしてブログに向かっている次第です。

正月向けの拝殿飾りも師走の中頃からひとつひとつ準備してきました。兼業の方の仕事で

『ひとつひとつやっていこう』という掛け声がありました。なぜか心に残りましたので実践するようにしております。

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心を病む最大の原因は

2024-06-30 23:34:48 | 先人の教えに導かれ

心を病む最大の原因は『考えすぎ』

心を病んでいる人は単純なことも複雑に考えている自覚がなくてずっと難しく考えている。いくら考えたところで結果はさほど変わらないので考えるのやめた方がいい。

人は考える葦であるとも言うけれど、大概考えることで気持ちが落ち込むことの方が多い。

時間が解決することもあれば、解決ぜずとも問題が問題でなくなることも少なくない。

行動の伴わない熟慮はしないことに越したことはない。

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人生の折り返しはいつか

2024-02-13 21:45:41 | 先人の教えに導かれ

今年も気が付くと二月の半ばを迎え、日一日と足早に過ぎてゆく。春を待つ日は長いが、花の便りが届くろには一年の四分の一が終わっているということが常である。

一年の折り返しと言えば水無月の大祓になるだろうが、人生の折り返しはいつなのか。人によって異なるのはもちろんだが、若い時は何となく35歳をイメージしていた。
そこからすでに15年以上が過ぎてしまったが、人生百年時代と称されるようになって久しいことから、都合よく50歳を折り返しとしても間違えではないかもしれない。
と言っても自分自身その折り返しも過ぎている。

折り返し地点を過ぎてなおやりたいこともたくさんあって、日々様々なことに取り組もうとしては挫折しての毎日ではあるが、人生をあきらめるには早いとは思う。

小さなハンバーガーショップに可能性を見出しマクドナルドを世界的規模のファーストフード店に発展させたレイ・ロックがハンバーガービジネスを手掛けたのは52歳の時だったそうだ。もし30代、40代、ましては50代で人生をあきらめるのはもったいないと改めて教えてくれる。

彼は著書『成功はゴミ箱のなかに』で次のように述べている
「信念と継続だけが全能である」

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