皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

蓮盛り

2024-07-13 23:52:17 |  久伊豆大雷神社

咲いては散り、葉を広げ蓮の花が先続けています。

五日ほど日本を離れましたが、その間も生命力を増続けていた感じです。

大きな葉が滴を受け止めながら洋々とその姿を広げる様子は見るものにいきる力を与えてくれます。

太白連は花びらを散らせました。

その姿もまた美しさを感じさせます

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水無月蓮日記

2024-06-29 09:08:30 |  久伊豆大雷神社

令和六年水無月蓮日記。
早いもので今年も折り返しの時期となりました。明日は水無月大祓です。新年を前にした師走の大祓よりも、年の途中夏を目前にした水無月大祓のほうを大事にする風習かあります。今年も蓮根を奉納していただき、現在蓮華の開花を迎えています。鉢に植えきらなかった肖英(肖には人偏がつきます)は休耕田の池に植えたところきれいな花を咲かせてくれました。


水無月の間に御神前の小舞妃蓮と手水舎の太白蓮が咲いています。花の開花はわずか四日と儚いものですが、参拝にいらした人の癒しになっていると思います。
蓮の季節を迎えて、立ち葉が青々と広がり日々花咲く朝を楽しみにしています。



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早朝散歩と蓮日記

2024-05-14 15:13:15 |  久伊豆大雷神社

立夏が過ぎて一週間、梅雨入り前の過ごしやすい季節となりました。「暑くもなく寒くもなく」といふところでしょうか。籾蒔き後の苗箱の風除けがあちこちで見られます。



麦畑の色もところにより濃淡に差があります。もう少しすれば金色の景色が広がりそうです。
畔に咲く野花の向こうに赤城山が見えます。
昭和天皇のお言葉によれば、雑草といふ草はなく、全ての野花にもそれぞれに名前があり、凛として生きる手本とすべきなのでしょう。
蓮の葉も逞しく広がりつつあります。毎日の生育の様を目にしながら、生きとし生けるものの魂を感じざるを得ません。
日々の穏やかな暮らしに感謝するばかりです。



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2024/02/19

2024-02-19 17:28:29 |  久伊豆大雷神社













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小寒 末候 雉始雊

2024-01-16 16:41:58 |  久伊豆大雷神社

今年は暖冬傾向で寒中の厳しさをさほど感じません。先日夕刻に一時小雪が舞うことがありましたが、積もるには至りませんでした。小寒から大寒までの三十日間が『寒の内』と呼ばれ一年で最も寒さの厳しい時に当たります。この時期に出すのが寒中見舞いです。小寒の時季は時に大寒よりも寒く感じられることから「小寒の氷、大寒に解く」ともいわれ転じて物事が必ずしも順序通りにいかないことの喩に使われます。

小正月の十五日から四日間の間を雉始雊(きじはじめてなく)と呼ぶそうです。日本の国鳥である雉が鳴き始めるころの時候です。実際に泣き始めるのは弥生を迎える頃で、雄は雌を求めて「ケーン、ケーン」と甲高く鳴き、美しい羽根を「ホロロ」と打ち鳴らします。

頼み事やを不愛想に断るさまを『けんもほろろ』と表現しますが、これは雉の鳴き声や様を表したことが語源となっているそうで、雉の鳴き声が人の耳に尖って聞こえることから来たようです。また雉は田んぼや畑を走り回ることから食用狩猟の対象となってきました。よって『雉も鳴かずば撃たれまい』ともいわれ昔からその鳴き声は印象的に響いていたのです。
近隣の蝋梅が花を咲かせています。文末にて失礼いたしますが、寒中お見舞い申し上げます。寒中の折どうぞ皆様お身体ご自愛の上お過ごしくださいませ。

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