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我が母校・同志社高校が夏の甲子園を懸けた夏の大会でなんと準々決勝まで進んだので、猛暑のなかをわかさスタジアム京都まで応援にかけつけた。
結果は、立命館宇治を相手に0-7で8回コールド負け。戦前は「同立決戦」と盛り上がっていたが、やはり相手が数段上だった。何と言っても立命館宇治は北嵯峨~鳥羽と渡り歩いた名将・卯瀧監督を擁し、5年前と今年は春のセンバツに導いているのだ。
同志社の好投手・井上瞭は細身の左腕で全盛期の阿波野を彷彿とさせる躍動感あるバネの効いたフォームだが、特に序盤は変化球のコントロールが定まらず苦しんだ。また同志社はエラーも多く、バント処理を焦った悪送球で失点しなお残った走者を長打で返され、という負の連鎖を断ち切れなかった。
私が個人名を出すのをためらったところで調べたら分かるのが心苦しいのだが、ライトの弱肩も気になった。傷めているのかもしれないが…
打線も淡白で、若いカウントで手を出してのポップフライが目立った。そのくせ構えからして中田翔よろしく大股で構えていながら変化球に全くついて行けなかったり、はたまた極端にスタンスが狭かったり。
たまに塁に出ても、何かをやってくるいやらしさ、果敢に前の塁を狙う意欲がほとんど伝わって来ない。立命の選手とは全く対照的で、OBだから敢えて厳しく言わせてもらうがそのあたりの意識を変えないと上は目指せない。打撃はよく打つ打者でも7割は失敗するが、守備と走塁は計算出来る。
とはいえ、OBの私もほんの少しだけ夢をみさせてもらう事が出来、ナインと保護者の皆様、先生方には感謝している。夢は来年へ続く!