このところ毎週木曜は泊まって金曜に「超・早出」のローテになった話をしているが、金曜の朝はひと仕事終えた後に続けて日清「どん兵衛」の日が多かった(笑)。

このダシ、文句なしに世界一だ。
仮に海外に何日も滞在して日本食が恋しくなった時は、きっと道頓堀「今井」のきつねうどんよりも「どん兵衛」の方が恋しくなる(笑)。
その意味の世界一だ。
しかし、先日は人一倍寝不足で体調がすぐれず、どん兵衛の気分にはならなかった。
会社近くのファミリーマート店内を見回し、コレだったら食べる気になるかな、と手に取ってみたのがコレ。

「直火炒めコクうま高菜炒飯」。

「直火炒めコクうま高菜炒飯」。
めちゃウマそうではないか。
指定された通り1500ワットのレンジで35秒加熱。
開封した瞬間、紅生姜の酢の香りが立ち食欲をそそる。
スプーンを上げてみる。

なんやコレ。

なんやコレ。
米はボソボソとし、油っぽい。
いや、むしろ炒飯は油がないとダメなのだが米と油がまるで馴染んでいない。
コレは私に言わせれば、卵を使っていないからだ。
卵は炒飯には必須で、理由は3つ。
①口に含んだ時の香り
②炒める時に中華鍋の上で米を滑らせるため
③米と油の接着剤
だ。
油を敷いた中華鍋の上にいきなりごはんを入れると見事に鍋にくっつくが、まず卵をジュワッとやって数秒後にごはんを入れて混ぜれば、ごはんが鍋にくっつかずごはん粒に油が馴染み、なおかつ口に含んだ瞬間の香りが味わえる。
そのへんが、中国の諺である
「炒飯は、金(卵)で銀(米)を包め」
と云われる所以である。知らんけど(笑)
その香りで言えば、ネギも使われていない。
ぶっちゃけ、卵とネギさえ使っていれば口に含んだ瞬間の香りが良くウマい炒飯になるのだが、そのどちらも使われていない。
せっかく高菜が使われているのだが、色が悪いうえにどこに高菜があるのか探さねばわからないほどの量だ。
褒めるところがないこの炒飯、「ジョブチューン」なら間違いなく満場一致の不合格、だ…