諏訪駅の南にあった 集合店舗の諏訪百貨店、通称 スワマーケット内部の様子です。ボタン屋さんです。他にリボンや縫い糸なども売られています。これだけで店舗が成り立っていたと考えるとオドロキですね。黒電話が店先にドカンと置かれていたりして、店の活気が伝わってきます。
昭和33年7月
その奥隣が下駄屋さん。ここも今では考えられないような取扱品です。下駄の鼻緒が大量に下げられて、扱い品目は下駄・突っかけがほとんど。鼻緒が切れてはここへ持ち込んだのでしょう。昭和33年7月のこと。諏訪駅がなくなって2年ほど経っています。
昭和33年7月
このスワマーケットから2~3軒西に、諏訪劇場へ抜ける狭い路地がありました。らくだ洋服店・カメラの光映堂・やきそばの柏屋、路地となっていて床屋と商人宿が向かい合ってあったようです。昭和33年7月
この路地は諏訪劇場へ抜ける道でした。出たところにスワン美容室と辻写真館がありました。
昭和35年12月20日
地権者の調整がようやく済んで、昭和35年12月スワマーケットが解体されることとなりました。
昭和35年12月
これと同じ日にボタン屋さんが撮影されました。上では解体作業が進められている中、中の店舗はぎりぎりまで営業が続けられていました。