花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

夏の恵比須堂だより

2005年07月20日 | おいらの商店街
比須堂にて鳥串を販売している。このところ、売上が好調で、暑い暑いといいながらも川口さんは、張り合いがよさそうだ。
月から表参道スワマエがオープンした恵比須堂。当初はみたらしのみの販売だったが、いまひとつ売り上げが伸び悩んでいた、というより売れなかった。組合員からも文句が出る。毎日がイベントです。各商店はサービス券を出して、お客様にみたらしをサービスしてください、とススム会長は会員様に訴えた。暑さが増すにつれ、ますます売れなくなる。これはピンチか?というところまでいっていた。
る日、会長は鳥の串焼き販売を思いついた。はじめはタレ付きを仕入れてきたが、味が甘いと川口さんはいう。みたらしと一緒に焼くと匂いが移り、煙もすごい。次に焼いただけのを仕入れて、プレートで焼きなおし、エバラのタレをつけて売った。これが結構好評だった。
類は、ももと皮の串がある。皮はタレより塩コショウが良いということになり、焦げ目がつくくらいにしている。「塩を控えめにして、胡椒を利かせたほうが良い」とか近所の兄ちゃんがいろいろアドバイスをする。
んとに売れとんの?と仕入先である川市のイッちゃんは、半信半疑。商店街のみんなで、鳥串で宴会の毎日と違うの?とニヤニヤして信用しない。「スワマエに来てみ。みんな鶏みたいな顔しとるよ」と答えておいた。
日は最高の売れでしたと、川口さんはうれしそう。固定客もついてきた様子だ。飲み物も並べている。「8月の祭りには販売員の増員をお願いします」とやる気満々だ。しかし、損益分岐点までにはまだ達していない。利益を出すことに難しさを実感。価格はみたらしと一緒で1本50円。表参道の名物になりますように。
尿のおいらには、皮串の誘惑と、戦いの毎日である。