花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

難しいお話の続きでござんす

2005年07月13日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
澤桂子氏著の「生きて死ぬ智慧」が売れていることをネットで知り、思い切って買ってみた。前の続きでござんす。
若心経を科学者の立場で解説している。宗教と科学は、矛盾しているようだが、この本を読むと「空」の思想が、科学的見地から、抵抗なく理解できる。(私は出来たつもりかナ?)
宙は原子で構成されている。たまたま他より密度が濃いところが、私であったり貴方であったり物体であったりするのだ。原子は空間を漂っているから、絶えず変化している。したがって、実態がない。「空」である。
れわれは、自己と他者という二元的な考えを本能として持って生まれている。ところがお釈迦さんは、自己も他者もない一元的「空」の教えを悟り、そして広めた。二元的に物事を考えてしまうから、苦しみが生まれるのだと。
子の存在を知識として持つ現代人には、そんな考えもあるのか?と思うことも出来そうだが、お釈迦さんが大昔に気づいたということは、やはり大天才であったと、柳澤氏は語っている。
の考えで世の中を見つめると、少しだけ気が楽になる。あなたも私も原子で出来ていて、たまたま密度が濃くなったところがあなたで、こちらで濃くなったところが私なんですよ。原子は絶えず動き回っていて、変化してるんです。
どまることがないものに、執着するなんて、無駄なことではありませんか?
きょうは、おーはずかし!