花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

青森市視察のご報告2

2007年07月16日 | 諏訪商店街振興組合のこと

7月11日10時55分、青森市に到着した私たちは、駅前再開発ビル「アウガ」を見た後、ピラミッド型の観光物産館「アスパム」を覗いて、ふたたび駅前に戻り「パサージュ広場」を訪れた。
平成十二年9月にオープンした「パサージュ広場」は894㎡。飲食4店、物販5店舗が広場を囲むように建っている。
ここは商業ベンチャー事業のもと、チャレンジショップが3年の期限で店を開いている。
加藤 博氏の指導で経営者を育成しそれぞれが巣立っているが、うまくいかない店舗もあるようで、夜逃げされた店もあったと聞いた。
「パサージュ広場」店舗の二階に会議室があり、13時30分ここで商工会議所と青森市、そして加藤 博氏の説明を聞いた。
青森商工会議所 新幹線・街づくり対策部の六角正人次長、青森市経済部 中心市街地対策課の村田幸長主事二人のお話を聞く。お二人は仲が良さそうだ。市と商工会議所が、共に連携を取り合っている感じが伝わってくる。
青森市は都市の空洞化現象が起き、30年間で1万3000人が郊外へ流失、除雪作業だけでも年間20億の経費がかかる。
郊外の無秩序な開発を抑制し、顔つくりとしての中心市街地を再活性化することにより財源を有効に使う。この発想からコンパクトシティ構想が生まれた。街がよくなれば周辺もよくなるという考えだ。
青森市はインナー(市街地)・ミッド(住宅地)・アウター(自然保護地域)に区分けして事業を進めている。
そして、まちなか居住の推進にも取り組んでいる。
平成19年6月に完成した高齢者マンションミッドライフタワーは、駅前に建つ17階建てのマンションだ。
1階店舗、2階病院、3~4階がケアハウス、5階から上はシニア対応型分譲マンション。高額にもかかわらず完売と聞いた。
「アウガ」内でも高齢者が会話を楽しんでくつろぐ姿があちこちに見受けられた。
元気な高齢者は街で働いていただく。レンタル自転車が駅の北側にあり、観光に、買い物に自転車が無料で貸し出されていた。
中心市街地を活性化させるため、あらゆる策が計画され実行されている。
しかも、市・商工会議所・商業者・住民が一体となって取り組んでいる。
諦めず、継続させて・・・・・・・。
このあと、街づくりのカリスマ 加藤氏のお話を聞くことになる。
コメント (2)
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