花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

三法改正とまちづくり

2007年10月24日 | 諏訪商店街振興組合のこと
諏訪商店街振興組合の北川理事長が買ってみえた本が、事務所にあった。
理事長は入院中なので、無断で読ませていただいている。

しい本ですが、その中に面白い記事が載っておりました。
「商店街はどのようによみがえるか」という題で兵庫県立大学教授の中沢孝夫氏が書いてみえる。
庫県の山間にある200戸ほどの小さな集落。お店もチラホラ。5キロほど離れたところに大型店がある。
の村に肉屋さんが開店したというので覗いてみた。
ご主人曰く「コロッケが揚がったので食べていけ」という。カボチャのコロッケは奥さんオリジナルの作だ。これが実にうまい。
慮がちに「ここで商売をよくやっていけますね」と聞くと
「うちは 遠いところからも注文もらってるんですよ」とおっしゃる。
「インターネットとか利用してみえるんですか?」と尋ねると
口コミだそうだ。同窓会や法事で村に帰って来た人がお土産に買っていく。懐かしい村の肉をまた食べたい、贈答品に使いたいので宅配して欲しい。こうして全国に広がっていった。
蔵庫から、すばらしいサーロインステーキを出して見せてくれたが、これが市価より2~3割は安い。そこには冷蔵庫いっぱいの肉が吊るしてあった。
ご主人の品質と価格への努力の賜物だろう。
かし、現状の小さな店での家族経営だから成り立っているのだろう。
良く売れるからといって、設備投資したりして拡大すれば、たちまち回収できなくなる。
新たな投資をして値段を上げたら、どれだけ品質が良くても、売上げは下がるだろう。
ここのご主人にとって、大型店の脅威など、まったく関係のないお話なのだ。

明日は、当振興組合で まちづくり第2回目の勉強会がある。
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