花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

映画「象の背中」

2008年11月03日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
イベントが済んだ表参道スワマエの本日は、恐ろしいほど静かであります。
店の連中はこの現状をどう感じているのか・・・
さて、疲れたときは、癒される映画を観るに限ります。
「象の背中」監督井上聡をDVDで観る。
役所広司はエリートサラリーマン。彼ががんを告知される。余命半年。妻、息子、娘の四人暮らしの幸せな家庭に悲劇が訪れる。
3ヶ月前、彼はホスピスに入り、そして家族に看取られて死へと旅立つお話だ。
奥さんも浮気相手の彼女も、住まいもきれいで立派過ぎる。
マァ 物語だから許されるのでアリマス・・・。
毛羽立ったおしっこくさい畳や、借金などとは程遠いお話・・。
しかしながら、現実的過ぎると映画にならないかもしれない。
海の見える美しい景色のホスピスで、父親は息子に話しかける。
このシーンがよかった。
紹介します
          
小学校のマラソン大会の後、おまえ廊下に立たされたろう。
手を抜いて走ったって。
かあさんから聞いたんだ。
おまえ、体の弱い友達を応援しながら一緒に走ったんだってな。
その話をきいて、オレは鼻が高かった。
誇りに思った。
そのままいけよ、そのまま。
おまえのまんまでいけよ。
自分を押し殺すな。
協調性よりも大事なことがある。
慕われる勇気をもつんだ。

注釈 協調性というのは、競争社会の中でうまく生きていくことだと思います。いいセリフでアリマス
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする