映画「スモーク」を観る。ああ これは、クリスマスの映画だということを最後まで気づかなかった。鑑賞後、ほっこりするような、もう一度 観ても良いような映画だった。“幸せは分かち合うもんだ。みんなお金持ちでもないけれど、幸せになる権利はあるんだ”という作品かな?
クリスマスを祝うことは戦後にきたアメリカの進駐軍さんが一般市民に普及させたか?。“クリスマスイブ”には“クリスマスケーキ”を食べて、夜中になると“クリスマスプレゼント”をサンタさんが 枕元の靴下に入れてくれる。冬休みに入ったばかりで、気持ちがうきうきしているから、こんな良いことはない。日本人にすんなりと受け入れられた。
ブルックリン 長――い電車が走る
オーギーの店では・・・
こんな話が弾む
アメリカはブルックリン。広い通りの角で小さなタバコ屋を営むオーギー・レン(ハーヴェイ・カイテル=映画で、この役者が好きになった)は、街角のモノクロ写真を、毎朝、同じ角度で同じ時間(午前7時)に10年間撮り続けている。このカメラはこの映画 最後の伏線となる。
正面がタバコ屋
そのアルバムを、客であり作家であるポール・ベンジャミン(ウイリアム・ハート)に見せる。『みんな同じ写真にみえる』『いいや、よく見てくれ。行き交う人々、季節の移り、みな違う。もっとじっくり見てくれ』その中の1枚に、ポールは亡き妻の出勤姿を見つけ、思い出してむせび泣く。その横で何となーく複雑な表情のオーギー。役者が良いのか、監督の指導が良いのか?キャストのみんなが忘れ難い演技を見せてくれる。オーギーの50%の確率で子供である?娘も、忘れ難い演技をしている。
つづく
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