いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

お姉ちゃんたちもノリノリ! at 俺のイタリアンフレンチ AKASAKA

2014-10-12 | 外食
お友達から回ってきたのが「俺のイタリアンフレンチが4人で予約取れてるけど行かなーい?」というステキなお話
ちゃんと手順を踏めば予約できないお店ではないけれど、なかなか電話がつながらないとか、仕事をしているとタイミングも合わず、いまだ自分で予約チャレンジしたことはありません。

断るのは簡単だし、キャンセルしたってすぐに埋まるような人気席だけど、せっかくの機会だから「4人席」を埋められれば行こう!と前向きにお返事をしました。

オットとワタシ…あと2席。
ならば仲良しのご夫婦を誘ってみようと2組のご夫婦に声をかけましたが、いかんせん平日の16時の回というのがネックで、ご主人の仕事が休めないと言う回答でした。

たぶん行かないんじゃないかなーと思いながらダメ元でワタシの2人の姉にメール
送信した30秒後に「行く!」『行くわよ!』と力強い返信があり、予約席目指してのお出かけと相成りました。

姉たちもTVのグルメ情報コーナー等で知っていたけれど、自分には無縁と思っていたという「俺の」レストラン。
中でも一番人気が今日行く「イタリアンフレンチ」なんだってことは、予約してくれた友達から教わりました。
(他の俺のシリーズは案外空席があるらしい)

16時からの回に着席の予約があるにもかかわらず、ワタシとオットは15時に並びました。
(姉たちには時間までにゆっくりおいでと言っておいた)
予約があるのに並ぶのは、早く席について数量限定のお料理を頼まないといけないから。
15時に気合マンマンで並んだのは私たち夫婦だけでしたけれど(笑)

やがて姉たちも合流し、後続の列も伸び、店内の様子もあわただしくなってきましたよ

開店5分前には
「本日ご着席でご予約のお客様はこちらにお並びくださーい」
とお店の入口から少し離れた場所に順番に並ばされ、おすすめワインのご案内を赤坂の街中の通りに立って聞かされました。

「本日はありがとぅーございまっす。えーっとぅ、本日おっすすめのワインは…」
ときっとお得なんであろう(でも私たちには無縁な)ワインの紹介をされました。
ワインの話を全然聞いていないワタシと姉(次女)は
「チャラいね」
「うん、このヒトちょっとダメだね」
「お店が安っぽくなるね」
「ま、ここで声を張り上げるのもパフォーマンスの一環だね」
などとコソコソ話でお話が終わるのを待ったのだけど、でも考えようによってはいちいち各テーブルでお勧めされても面倒くさいし(飲まないので)、なにより座ったら真っ先に限定のお料理を頼みたいのだから、ここで一括説明されるのはいいかもと思いました。

そして、私たち4人が先頭で店内へ

「いらっしゃいませーぃ
厨房、フロア、ソムリエ、全員の大合唱。
次の来客にも「いらっしゃいませーぃ
これがずっと続くの。
いわゆる「喜んで」の居酒屋のノリと一緒。

うーん…
かしこまって食べるようなお店じゃないことはわかっているけれど、そんなに庶民感出さなくてもいいんじゃないのぉ?
曲がりなりにもイタリアンフレンチのお店なんでしょう?
こちとら、いつもよりちょっとおしゃれして来てるわけですよ、田舎もんですからね。
なんか…そういうノリじゃなくてもいいかなーとはちょっと思いました。

がっ
そんなことはどうでもいいんですっ

文句はここまで。

席に案内していただいたら、手を拭くより先にメニューを見て、ボーイさんを呼ばねばなりません。
限定●皿を頼まねば!

さぁーここから。怒涛のお料理ラッシュですよ。


最初に頼んだ飲み物が、ビール(1)・俺のレモネード(1)、そして写真のほうじ茶(2)。

ワインのようにうやうやしく、ボトル入りのほうじ茶を目の前でついでくれます。
ワタシにはこのグラス1杯が999円とわかっていたけれど、長女はちょっと高いぐらいのお茶なんだろうと思い、次女はボトル1本が999円だと思っていたらしい。
グラスに2杯ついでボーイさんがいなくなった時、次女は「えぇ~っ」と思ったと。
そして、最初にグラスに口をつけた長女は「うんおいしいっ!いつも飲んでるのとは違う」と目を輝かせていたのだけど、値段を聞いてびっくりして、「そんなに高い味はしないわ。だったら、いつものお茶でいい」と貧乏性丸出しのコメントを言っておりました。

確かに品の良い馥郁たるお茶だけれど、ワタシ、もともと玉露のアミノ酸っぽい感じがあまり好きではないので、これもその味がして大した感動はありませんでした。
ボトル1本999円ならまた頼んでやってもいいけーどー。
こんな量ならホント、もう頼まないね。

それより「俺のレモネード ¥450」が十分美味しかった


アミューズとして出されたのが、ほんのりしょっぱいクレームブリュレ。


ほんのり塩味のクリームチーズなんだけど、表面にはパリパリのキャラメリゼが施されていて、
「これは女性には喜ばれます」とお店の方が言うように、女子3人はさっそく感動しちゃいました

  


≪限定10皿≫
やわらかーいアワビにワタシの大好きなコンソメジュレがかかり、さらにキャビアと謎の海藻?
グリンピースのソースはほんのり甘く、アワビとジュレの塩味が強くなくて本当に優しい味。
長女が大感激してた。

  


≪限定5皿≫
手前にあるのがロブスター2尾。
小さいけれど、切り分ければそれなりに食べられる量。
奥のジュレの下には牛のたたきがたくさんあって、これも柔らかーい。
2人の姉は海ぶどうが大好きらしく(私たち夫婦はどうでもいい)「食べていいーっ?」と真っ先に取り分けてました。
渦巻の大根みたいのは何だろう?
ラディッシュかなぁ?
盛り付け方からしてきれいだよねぇ。

  


≪限定5皿≫
可愛いリンゴの形で出てきたのがパイ包み。
カットするとこんな感じ。

丸々1個の硬いリンゴをくりぬいて、中にウズラ肉とフォアグラが入っているの。
甘酸っぱいリンゴがお肉によく合う
ターキーとクランベリーのように、鶏肉にはこういう甘いソース(果実系の)が本当に合うんだねぇ。
こんな手の込んだお料理は確かに限定5皿モンです。
少なく見えるだろうけど、4人でちゃんと満足に食べられるんだよ。

  


≪限定10皿≫
これじゃぁ、ラビオリで中身が見えないね。
じゃ、めくってみますよー。

ちらっ。
このエスプーマみたいなソースの中に、オマールとフォアグラのソテーされたものが入っていて、トリュフが散らばっているの。
「ちょっと!ちょっと!このソースとリンゴのソース、全部楽しみたいから、なんかバゲットを頼もうよ!」と次女。
そうだそうだねと、バゲットを4切れ頼み、おソースもしっかり堪能しました。
経験値が少なくて、何のお味とは言えないんだけど、おいしいのー
味覚の引き出しがpoorで悲しくなるわ(笑)

  


前回、新橋の『俺のイタリアン』に行ったとき、洗面器いっぱいのサラダがとっても美味しくて感激だったので、ここでも頼んでみたのだけど、こちらはお値段もお安い分、洗面器は少し小ぶりだった。
でも、野性味あふれる香りのクレソンにかかったビネグレットソースが本当においしくて、またまた大感激。
居酒屋価格なのもステキ
あ、だけど、香りのものに弱い長女は食べられませんでした。

  


ここまでシーフード好きの姉たちに合わせて頼んだメニューばかりだったので、ここらで一皿オット好みのガツン系も食べようよと、見た目が一番イカしていた豚肉を注文してみました。(牛肉やハンバーグは気分じゃなかったの)
お肉は程よく柔らかく、脂もほどほどで食べやすい。
バジルソースが爽やかで美味しいなぁ。
十分やわらかいと思ったのだけど、これまた長女の歯には合わず、お姉ちゃんはパス
一口大に切ってあげてもダメだって。えーん。

  


ならば、長女の好きな帆立貝を食べようと、カダイフ巻きを頼みました。
「カダイフって何?」と聞く姉に、「うーん、ワタシもよくわかんないけど、確か揚げそうめんみたいなやつだよ」とおぼろげな記憶で答えた。
メニューに写真を載せてほしいわぁ。
ほーら。
揚げそうめんでしょ?(実際は揚げそうめんよりもサクサクで軽い)
次女は「ここにも俺のグリーンサラダ使ってる!さっきの豚肉にも使ってた!サラダ頼まなくてもよかったじゃーん」と言い、確かに後半になって俺のグリーンサラダ攻撃が激しいなぁ。
でも、クレソン馬鹿のワタシは嬉々として葉っぱを全部たいらげました。

葉っぱの下に隠れてるのはブラックオリーブで作ったソース。
こういうの上手だなぁ。
これだけでご飯3敗食べられちゃうよ。
帆立貝は長女の口にも合い、喜んで食べてくれてよかった
帆立貝の切り口を箸あげして見せてくれているのは次女。

  

もうね、ホントのこと言うとお腹いっぱいなの
パスタももう無理なくらい。
でも、やっぱり話のタネにピザの1枚も食べようか

「珍しいところで半熟卵とトリュフの『ビスマルク』にする?」とワタシが聞いたら、次女が「もっと普通のがいいよ。トマト味が食べたい!」と言うので、一番シンプルなマルゲリータを1枚。

ビールをたくさん飲んだオットは「俺はもう喰わないよ」と言うし、長女も「1枚あれば十分」と言う。
オットにも「味見だから」と1枚渡し、長女が1枚。
残り6ピースをワタシと次女で食べました。全然へっちゃらで食べちゃった!
だって薄ーいピザだけど、本当においしいんだもん。
チーズが美味しいよー。
こんなに安いのに、出前のピザより全然美味しいの(当たり前かな?)。

  

テーブルに開いたこの穴は何だろうねぇ?
お店の方に聞いてみた。

それはワインボトルを立てるための穴なんだって。

テーブルが狭くクーラーを置けないので、倒したりしないようにここに差すらしい。

へぇー。
あ、そういえばワイン頼まなかったねぇ。
こちらのお店、おそらくワインで収益を出したいらしく、全体に若干味が濃い目になっていました。
でも、私たちの周りのテーブルを見てもこの時間帯はあまり飲んでいる方がいなく、ソムリエさんが死ぬほど暇そうでかわいそうでした。
立ちテーブルにも空きがあり、満席とはいかなかったみたい。
(ちなみに18時の回は大盛況!)

オットがビールを3杯、私たちは高いほうじ茶まで飲んで食べてで、合計16,986円。
1人平均4,250円。

ほーら、やっぱり安いわ。
『リーズナブルに本格イタリアンフレンチ』はダテじゃなかったね

前回は2時間ギリギリで追われるように退席したけれど、結局今回は20分も残してお店を後にできました

食後に場所を移してコーヒーを飲みながら、『何が美味しかったか』復習してみたのだけど、
オンナ3人満場一致で『アワビの冷製』
でも、それはいちばん空腹だったからじゃないかとオットの物言いが入り、オットは豚ロースに一票

確かにそうね、パイ包みも捨てがたいよ、だったらラビオリのだって、と結局一つとしてガックリのがないの。
それってやっぱりすごいことだよねー。
唯一ほうじ…(以下r)

ワタシは今思い出して一番食べたいのはリンゴのパイ包みのやつだなー。

この日のお食事は姉たちもとても喜んでくれて、誘えてよかったと心から思えたわ。
どうせ行かないでしょー なんて決めつけないで本当によかった!
そして「今度は俺の割烹に行こう!」と盛り上がりました。
今度はワタシがちゃんと予約に挑戦してみるからね