オットにも
「せっかく台湾に行ったなら、マッサージの一つも受けてきてみたら?」
と言われていたの。
普段そんなことを言わない人だからさ、
「へぇー。そんな風に思うんだ」とワタシ、驚いたんだよね。
海外マッサージが大好きで、初日から行きたがって ガルル~
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と鼻息の荒いミユキを、
カナちゃんと「まぁまぁ
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」となだめながら、
足の疲れてきた2日目に行くことにしましたよ。
どこで受けようか?
手持ちのガイドブックを付け合せ、日本語が通じるお店に当たりをつけ予約を入れました。
行ったお店は中山駅から近い
≪美楽健康中心(メイロウチェンカンツォン)≫
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(この写真は帰りに撮ったのでもう電気が消えているけど、実際は緑の灯りがついています)
大きなホテルの裏道で、もう少しきれいなお店だろうと勝手に想像して行ったので、
この雑居ビルを見つけエレベーターに乗るときは、少しピリッ
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と緊張したよ。
フロアを下りたらお店は目の前。
あ、恐そうなお店じゃないね。
ほっ。
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日本語がしゃべれます・・・っていう受付の女性と交渉をしているのはクンちゃん。
クンちゃんは足ツボのみ。
その他3人は全身マッサージ1,000元(4,000円)コースを頼みました。
ワタシのマッサージのイメージは、よくTVで観ているような
おっちゃんと「いてーっ!」的に丁々発止で戦うのがお決まりだと思っていたので、
力の強い男の人のマッサージが受けたかったの。
「彼女は男性が希望です」(変態みたいだよね
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)
クンちゃんがそうリクエストをしたけれど、男性はいなくて、その代わりワタシには屈強そうな女性が担当になりました。
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左側にベッドのある小部屋が5-6室。
右にはクンちゃんが施術した足ツボコースの椅子?があるのかな?
屈強な赤ポロシャツのお姉さんに手招きされて奥の方の部屋に入り、
まずはステテコ的な布パンツを履き(パンティの上からよ)、
ブラをはずして自分のタンクトップ(Tシャツ可)姿になりました。
カーテンの隣りにはミユキ。
気配はわかるけど、顔は見えないのねー。
ワタシが髪の毛を高い位置で結びなおしたら、左肩に貼ったピップが見えたでしょ?
病んでるのはここなの。
よろしくねー。
うつぶせになって、頭から、実に気持ちよくマッサージが始まりました。
頭~首~肩・・・と来て、やっぱり言っておこうと
「五十肩・・・わかる?」
と聞いてみました。
「ン?」
日本語が通じるのはフロントだけで、赤ポロ軍団には通じないんだわ(笑)
ワタシは左肩のピップを指差し、
「四十肩、五十肩、いててーなの。ヘルプミー」と
背中に全然回らない腕をアクションつきで無理に回し「イテテ~」と表現しました。
「OK.」
赤ポロねーさんは左腕(左肩)を重点的に、ぐいっぐいっといじめぬきます。
「うっ・・・
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」
どんなに痛くても絶対に痛いとは言わないぞ~。
隣りでミユキが「うー・・・少し痛い・・・」と言っている声がします。
その結果彼女はその後ずっとソフトタッチになってしまったと残念がっていました。
バカねぇ
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マッサージは戦いなのよ
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(笑)
日本語が通じない赤ポロねーさんだけど、ワタシが時々痛い代わりに
「OHー、アハハ~
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」と反応をすると、
「カンゾウ・・・」とか、悪い部位を言っていくの。
仰向けになって、今度は脂肪の乗ったお腹を上からぐいっと押したり(指がめり込むほどに)、
申し訳なくなるほどいたる部位を、手足の指の一本までマッサージしてくれました。
忘れちゃったけど、どこか2箇所悪いところを言われたんだよねー。
肝臓と・・・どこだったっけ?
(覚えてないんじゃしようがないね(笑))
マッサージってこんなにじっくりやってくれるんだね。
オットとたまに、背中に乗りっこしたり、足の裏を踏んだりすることはあるけど、
たいていこっちが疲れてしまって「もうおしまい!」しちゃうじゃない。
やってもらうのも申し訳なくなって「もういいよ」って言っちゃう。
それが1時間もじっくり付き合ってくれて、申し訳ないやらありがたいやらで、大感激でした。
こりゃぁ、病みつきになるのもわかるわぁ
ちなみに次の日にはもみ返しのような筋肉痛が来たけれど、
この日を境に左肩の可動域が広がったのは確かなの。
やっぱり五十肩はいじめるしかないんだね。
そうそう!
カーテン越しに赤ポロねーさん同士が会話をするんだけど、何を話しているんだろう?
「あんたのお客、細くていいわね。あたしゃ、太くてしんどいわよ」
と言ってるようで気が気じゃないわぁ。